グラフィック・ディスプレイで表現力を上げる その1 ライブラリの導入

 電子工作では、温度を測ったときなど、結果をキャラクタ表示LCDに出すだけで十分情報を伝えられると思いますが、グラフィック・ディスプレイならより表現力が上がるでしょう。大きなパネルは高価です。I2CもしくはSPIインターフェース用の128×64の小さなグラフィック・ディスプレイを利用します。OLEDなので、小さくても見やすいです。ebayで400円前後で入手できます。

ライブラリの導入

 Web Editorの左のメニューLibrariesから真ん中のタブFavoritesにあるlibarary Managerのリンクをクリックします。小型のグラフィック・ディスプレイのドライバの多くがSSDから始まるので、検索します。

 いくつものライブラリが見つかりました。適当に「SSD1306」の星印をクリックし、Doneで導入します。

接続

 電源のVccを5V、GNDはGNDへジャンパ・ケーブルでつなぎます。I2Cの信号は窮屈ですが直接挿しこみます。I2Cのスレーブ・アドレスはデフォルトのまま使います。プリント基板の裏で0x78側(0x3C)がデフォルトです。

 Arduino UNOにはI2C専用の端子がありますが、A4とA5端子と並列に配線されています。配線に都合のよいほうを利用できます。

  • A4 SDA 
  • A5 SCL

デモ・スケッチ

 導入したライブラリに入っているExamplesからssd1306_demoを選び、実行します。デモが実行されました。

 Examplesの入っているarkanoidはゲーム、Buffers_demoはハートのマークが動くデモ、draw_bitmapは128×64ドットのビットマップを表示するデモ、draw_textは大きさの異なるテキストを表示するデモ、load_runnerはゲーム、menu_demohA0ピンの状態でメニューを出すでも、mode_spriteはハートのマークが画面を動くデモ、snowflakesは画面に雪が降っているようなデモ、sprite_poolはハートのマークが画面を動くデモです。

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