Arduino MKR WiFi 1010をデータ入力に使う<番外編1>PWM出力

 Arduinoでは、複数のPWM出力ピンが用意されています。UNOの周期は5と6ピンが980Hz、残り(3、9、10、11)が490Hzです。

環境

  • matlab ホームライセンス R2021a update5
  • MATLAB Support Package for Arduino バージョン21.1.1
  • Windows 10 Pro 21H1 メモリ40Gバイト

Arduino MKR WiFi 1010のPWM

  • PWMに使えるピン 11(D0~D8、D10、A3、A4)
  • 1周期 732Hz

●プログラム

 デューティ比で指定する方法と電圧で指示する2種類の関数が用意されています。


clear
a = arduino('COM15', 'MKR1010');
writePWMDutyCycle(a,'D6',0.33);
writePWMVoltage(a,'D7',3);

 青色がD6ピン、赤色がD7ピンの波形です。

 プログラムで、デューティ比0.33と指定しています。オシロスコープの測定結果は32.82%になっているので、正確に出力できているようです。

 電圧のほうは、3.3V*90%=2.97Vぐらいなので、設定値の3Vはほぼ正しい出力といえそうです。


そのほかの関数

 第6回と第7回では、Read and Write Data関連の中の一部を取り上げました。そのほかにも用意されています。

configurePin ピン・モードの設定
readDigitalPin ディジタル・ピンの読み取り
writeDigitalPin ディジタル・ピンの書き込み
writePWMVoltage ディジタル・ピンに指定された電圧でPWM信号を生成する
writePWMDutyCycle ディジタル・ピンで指定されたデューティ・サイクルでPWM信号を生成する
playTone ディジタル・ピンを使用してピエゾ・スピーカでトーンを再生する
readVoltage Arduinoハードウェアのアナログ・ピンから電圧を読み取る

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