Arduino MKR WiFi 1010をデータ入力に使う①I2Cを利用する環境
連続して自然界のデータをmatlabに取り込む事例を取り上げます。
●環境
- matlab home License R2021a update4
- MATLAB Support Package for Arduino バージョン21.1.1
- Windows 10 Pro 21H1 メモリ40Gバイト
●サポートされているArduinoマイコン・ボード
matlabのバージョンが上がるとともに、利用できるマイコン・ボードは増えています。
この連載では、最近日本国内で流通が始まったArduino MKR WiFi 1010を利用します。
Arduinoボード名 | オブジェクト名 |
---|---|
Arduino Uno | Uno |
Arduino Due | Due |
Arduino Mega 2560 | Mega2560 |
Arduino Leonardo | Leonardo |
Arduino Mega ADK | MegaADK |
Arduino Micro | Micro |
Arduino MKR1000 | MKR1000 |
Arduino MKR WiFi 1010 | MKR1010 |
Arduino MKR Zero | MKRZero |
Arduino Nano 3.1 | Nano3 |
Arduino Nano 33 IoT | Nano33IoT |
Arduino Pro Mini (ATmega328) | ProMini328_3V, ProMini328_5V |
Arduino Nano 33 BLE | Nano33BLE |
Arduino Nano 33 BLE Sense | Nano33BLE |
●アドオン・ソフト
matlabは、matlabとsimulinkの大きなソフトがベースとなります。アドオンという個別の事象に対応したソフトが追加できるような構成です。1年目はそれらのソフト代を支払います。2年目からは維持費用を払います。アドオンは、いつ何時でも追加できます。
Arduinoのアドオンは無料です。
インストールの途中で、ボード名、COMポート、利用するライブラリを選択できます。
選択した後、接続テストができます。マイコン・ボードとの接続はUSBを選びました。BLEも可能のようです。
●サンプル
ベーシックなサンプルが用意されています。初期のサンプルのプログラム・コードがそのまま最新のバージョンで動くわけではありません。
●利用できるファンクション
関数が用意されています。
I2Cを見ます。
ArduinoのWireライブラリのような感じに見えます。