Arduino MKR WiFi 1010をデータ入力に使う③I2Cscan

 前回の最後でMATLAB Support Package for Arduino HardwareのDocumentationが開いでいます。FunctionのタブをクリックするとscanI2CBusが見えているので、クリックします。

I2Cscanプログラム

 ライブエディタのタブをクリックし、新規スクリプトをクリックします。3行プログラムを入力し、実行のアイコンをクリックしました。

clear all

は、変数類をすべて初期化します。どうも、すべてというのは使うべきでないようで、赤色のアンダラインが引かれています。ワーニングメッセージは、パフォーマンスが低下するとありました。

a = arduino('COM15', 'MKR1010', 'Libraries', 'I2C')

 Arduinoのマイコン・ボードのインスタンスを作っています。マイコン・ボードの種類やCOMポート番号は、アドオンのセットアップ時の内容になっています。最後には入れていません。セミコロンを文末に入れないと、様々なデバッグ情報を右のエリアに表示してくれます。慣れてくると、セミコロンを入れます。

scanI2CBus(a, 0)

 バス0をスキャンします。Arduino MKR WiFi 1010マイコン・ボード上にあるI2Cデバイスのデバイスのアドレスが二つ表示されています。

 暗号化のATECC608(508)が0x60で、電源用BQ24195が0x6bです。

 普通のプログラムならば、fprintf()を使って見つけたアドレスを出力すべきですが、コロンをつけなければ、必要な情報が表示されるので、OKとします。

STEMMA QTのボードをつなぐ

 I2Cインターフェースに、AdafruitのSTEMMA QTのボードをつなぎました。

 0x28が加速度などのBNO055、0x5dは気圧センサのLPS25HBです。写真は、それぞれのブレークアウト・ボードの表と裏面です。表面の両端についているコネクタは、1mmピッチ、4ピンで、I2C専用です。AdafruitはSTEMMA QTと、SparkFunはQwiicと呼んでいます。信号の並びは同じですが、信号線のケーブルの色は異なります。電源の赤色と黒色は同じです。

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