Q1
 MOSFET素子データの入っているlib¥cmp¥standard.mosのファイルがほかの素子のファイルと異なり「Pixillion画像ファイル変換ソフト」なって開けず、もちろんComponentからも中のデータを見えません。<labyrinth>
A1
 standard.mosのファイルを開くのは、デバイスのデータを追加するときに必要になります。その場合、エディタのプログラム(メモ帳など)を起動してファイルを(*.*)と設定すると開けます。
 エクスプローラなどで表示したファイル名をダブルクリックして開くと、OSの設定状況によっては、ほかの種類のファイルとして認識され利用できるエディタなどが見つからない場合があります。
 LTspiceXVIIになってからは、通常する使用するライブラリはドキュメント・フォルダ内のLTspiceXVIIフォルダに格納されています。そのため、ファイルのメインテナンスも容易に行えます。Program Filesのフォルダでは、アクセス権やセキュリティの問題でファイルの更新が困難なことが生じる場合があります。


Q2
 2SK1056 VDMOSなども上記のstandard.mosのファイルにデータを入れてよいでしょうか?<labyrinth>
A2
 2SK1056はこちらでは確認していませんが、SPICEデータであれば「電子回路シミュレータ LTspice 入門編」に説明した方法でstandard.mosに追加して利用できます。


Q3
 libのファイルをProgram Files(x86)にプログラムと一緒に入れておくと、新しい素子のデータをlibのファイルに書き加えができず、このファイルをdesk topなどの移動し書き加え、その後ファイルをまたProgram Files(X86) に戻していますが、これしか書き加える方法はないでしょうか。<labyrinth>
A3
 現在LTspiceは LTspiceXVIIのバージョンになっています。LTspiceIVのサポートを終了していますので、LTspiceXVIIにバージョンアップするとドキュメント・フォルダのLTspiceXVIIのlibのファイルはアップデートできるようになります。
 LTspiceXVII になっても入門の本の記述はlibの格納場所以外は同じです。
 インストールはリニアテクノロジから最新のLTspiceXVIIをインストールしてください。
 LTspiceXVIIになってライブラリの更新が容易になりました。この件については次のページで詳しく説明していますので、そちらを参照してください。
  http://www.denshi.club/ltspice/2016/09/ltspicexvii1.html