Raspberry Piのテストに便利なツール、ジャンパ線
■誤配線を減らすことができる変換基板を活用!
Raspberry Piを使っていろいろなテストをブレッドボードで行いますが、GPIOのピン数も多いので配線を工夫する方法を少し探しました。ブレッドボードへRaspberry Piの信号を取り出すキットがあります。
- 40ピンのピンヘッダの信号、電源をすべて引き出すための変換基板
- 40芯フラット・ケーブルとピンヘッダのキット
秋月電子通商で450円で販売しています(2016年8月現在)。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-08892/
はんだ付けが必要ですが、はんだ付け初心者でも次に示すように行うことで容易に完成できます。電子工作では、はんだ付けができると可能性が大きく広がるので、腕慣らしとしてちょうどよい題材です。初心者の方も挑戦してみてください。
●シングル20ピンのピンヘッダのはんだ付け
(1) 次に示すように、ブレッドボードにシングル20ピンのピンヘッダを挿し込んで固定する。 (5) 同様にダブルのピンヘッダをブレッドボードに挿し込み、変換基板を載せる。ダブルのピンヘッダは、ピン名やピンヘッダの枠を印刷している面に接続する。次に示すように、シングルのピンヘッダの接続面とは反対になる。 |
よく利用されるブレッドボードのEIC-801(@270円・秋月電子通商)に接続すると、次に示すようになります。10ピン分がフリー・エリアとして利用できます。ここにテスト回路を設定します。
ここに収まらないテスト回路の場合、同じサイズのブレッドボードを連結して利用できます。
全ピンを引き出す必要がない場合は、次に示すジャンパ線を利用します。ジャンパ線は多くの色のものをそろえると、信号の種類や、電源の種類を色分けして利用できます。
配線が色分けできると接続確認が容易になり、誤配線の確率を下げることもできます。
単ピンのジャンパ線はフレキシビリティに富みますが、誤配線の可能性は大きくなります。利用できる場所では3ピン、6ピンなどと連結したソケットを利用すると、より便利になります。今後は必要に応じたケーブルを自作する方法を検討します。
次は、このブレッドボードにI2C接続のキャラクタLCDモジュールを接続することを考えています。
(2016/8/18 V1.0)
<神崎康宏>