LabVIEW MakerHubによるRaspberry PiのLチカ (2)

STEP2 LabVIEW LINX3.Xのインストール

 Raspberry Piと開発用PCをLAN経由で結んでくれるのがLINXです。ArduinoやPIC評価ボードでは2.xが用意されていて、Raspberry PI 2B/3Bでは3.xを使います。下のダウンロード・ページで(1)でインストールされるのは古いバージョンです。(3)のftpで新しいバージョンがインストールできます(2016年4月26日現在)。

 Webブラウザから http://sine.ni.com/nips/cds/view/p/lang/ja/nid/212478

をアクセスします。事前にNational Instrumentsにユーザ登録をしておきます。「マニュアル、関連情報」のタブをクリックします。

lab15a.png

 「LINXをダウンロード」をクリックします。

lab16a.png

 ダウンロードのWebページがでます。(1)の「Download Toolkit」をクリックします。

lab17.png

 JKI VIPM- LabVIEW Tools Networkが起動します。

 Package Information画面が出て、FTPサーバからたくさんのパッケージをダウンロードします。

 Package InformationでLINXの画面が出るので、Installボタンをクリックします。

lab25.png

 LINX3.XとMakerHub Toolboxの二つが表示されます。Continueをクリックしてインストールします。二つのパッケージは互いに依存した関係なので、アンインストールするときも二つ一緒です。

lab101.png

 許可を求める画面で、agreeします。

lab19.png

 もう一度許可を求める画面が出るので、Acceptします。

 LabVIEW2014が立ち上がります。Windowsのファイアウォールのアラート画面が出るので、「アクセスを許可する」を押します。

 許可を求める画面が出るので、Acceptします。

 rebootを求める画面でOKを押します。15秒ほどでその画面は消えます。

 LabVIEW2014の裏側でJKI VIPMでインストールは続いています。

 LINXのインストールは正常に終了しました。

lab102.png

 再起動します。

※ 理由はわかりませんが、このインストールで正しくその後のLINXデバイスが出ない場合があります(連載の第4回目)。3台のマシンにインストールしました。2台は、Windows10を新規にインストールしたマシンです。2回もしくは3回インストールして正常に使えるようになったマシンが2台。5回、インストールとアンインストールを繰り返したマシンが1台です。

※ (2016/04/28)読者の方からインストールが終わってもLINXデバイスが使えなかったときに、足らないファイルを個別にコピーすれば使えるようになるというサポート・ページの情報を教えていただきました。

https://www.labviewmakerhub.com/forums/viewtopic.php?f=12&t=1379&start=10#p7089

 LINXをインストールするビデオでは、解説者のマシンにはすでにMakerHub Toolboxが導入されています。LINX2.xでもこのMakerHub Toolboxが入り、JKI VIPM画面でアップデートすれば、最新バージョンになると思われます。

 したがって、Winodws10 64ビット版を利用しているユーザが、初めてLINX3.xをインストーラを使ってインストールしたときに、すべてのファイルがコピーされない状況が起こっている思われます。複数回インストールとアンインストールを繰り返すと、定かではありませんが、アクセス権の状態が何らかの理由で変わり、すべてのファイルがコピーされると思われます。確証はありません。

 将来、改善されると思います。