LabVIEW MakerHubによるRaspberry PiのLチカ (4)

STEP4 サンプルのBlinkを起動

 メイン画面のメニューHelpからサンプルを検索します。Find Examplesをクリックします。

lab103.png

 Searchタブで、Blinkと入れると、いくつか見つかります。LINX-Blink(Advanced).vi を選び、ダブルクリックします。

lab104.png

 サンプルBlinkの画面が出ます。

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 メニューFilesのSave Asで、デスクトップにいったん保存します。

lab106.png

 途中に出る画面Open additional copy をチェックしておきます。Continueをクリックして進めます。

lab107.png

 ファイル名を単純にしてデスクトップに保存します。そのままの名前でもかまいません。

lab108.png

 Helpから呼び出したサンプル画面を閉じます。

デバイスと通信できるように設定

 デスクトップに保存したサンプルBlinkをダブルクリックし、メニューFileからNewを選びます。

lab109.png

 新しい画面が開きます。Projectの下にあるEmpty Projectをマウスで選び、右下のOKを押します。lab110.png

 小さな画面Open Itemsが出るので、Addをクリックします。

lab111.png

 Untitles Project1の画面が出るので、一番上のProject:Untitles Project1 をマウスで選び、右クリックでNew、右クリックでTargets and Devicesを選びます。

lab112.png

  Add Targets and Devicies on Untitled Project1の画面が出るので、New target or deviceを選ぶと、下のウィンドウにLINXが現れ、その中でRasipbeery Pi 2 Bを選択します。

 連載2回目のSTEP2 LabVIEW LINX3.Xのインストールが正常に終了していないと、LINXの項目は出てきません。

LabVIEW-LINX再起動後lab113.png

 Untitle Project1にRaspberry Pi 2 Bの項目が追加されますが、IPアドレスが入っていません。これは手動で入れます。

lab114.png

 Raspberry Pi 2 B(0.0.0.0) を選び右クリックで、メニュー・リストの一番下にあるPropertiesを選びます。

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 RaspberryPiのIPアドレスを入れ、OKを押します。

lab116.png

 通信ができる準備ができました。

lab117.png

 Raspberry Pi 2 B(192.168.111.105) を選び右クリックで、Connectを選ぶと、GUIのソフトをコンパイルしてRaspberryPiに送るデータを作りますが、このままでは失敗します。

lab118.png

Blinkプログラムの一部を修正

  デスクトップに保存したBlinkを開きます。この画面が前面に出ているときにCTRL-Eを押すと、回路図が出ます。

lab300.png

 シリアル入力になっています。

lab301-ctrl-e.png

 Serial Portの部分をマウスで選択します。

lab302.png

 CTRL-Xで削除します。その横の線も同じく削除します。失敗したときは、CTRL-Zで戻れます。

lab303.png

 入力をLocal I/Oに変更します。

lab304.png

 Untitled Project1の画面を出し、LINX-Blink.viを選択します。

lab305.png

 マウスでRaspberry Pi 2B (192.169.111.105)の上にドラッグします。

lab306.png

 Raspberry Pi 2B (192.169.111.105)の下に入ります。

lab307.png

 Blinkのサンプル画面に戻ります。I/Oポートの数字を確認します。13です。

lab308.png

 GPIOのピン番号とか、ラズパイでは同じピンをいろいろな番号で呼ぶので、ピン番号を確認します。

lab309.png

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 一般的なGPIOのピンの名称は次の図になります。

gpio.png

 Project1でLINX-Blink.viを選択し、右クリックでRunを実行します。

lab312.png

 コンパイルしています。

lab312-2.png

 画面上でLEDの緑色が点滅を始めます。

lab313.png

GPIOの13番にLEDをつないで動作を確認

 GPIOの13番に電圧計をつなぎました。3ケタの電圧計は3端子タイプで、5VとGNDの電源をつなぎ、測定端子をGPIOの13番につなぎます。BCMの呼び名ではGPIO27に相当します。

run-a.png

 以上でBlinkのサンプルの動作を確認できました。この後、Raspberry PiをLANから切り離して独立してプログラムを動かす方法は、下記のビデオを参照してください。

  LINX 3.0 - 06 | Deploy Startup Executable