おんどとりでIoT その1 TCP/IPで接続

おんどとりはニーズに合わせて機種が選べる

 おんどとりは(株)ティアンドデイが製造販売しているデータ・ロガーです。データ・ロガーは、温度や湿度、圧力や電圧などいろいろな測定データを保存します。

 データロガー「おんどとり」には、温度と温度、温度と湿度、有線LANと無線LANの組み合わせがあります。ここでは、温度が2チャネル測れるTR-71nwを利用しました。実際に利用している様子と仕様は次のページを参照してください。

   初心者が知っておきたい放熱器の利用方法

 TCP/IPで通信するためには、ファームウェアが1.01以上の必要があります。1.00では通信できません。

クライアント・ソフトを立ち上げてIPアドレスを設定

 クライアント・ソフトをインストールしておくと、PCとUSBケーブルでをつなぐと TR-wf/nf操作プログラムが立ち上がります。おんどとりとは有線LANもハブにつなぎます。電池は入れなくてもUSBから供給されます。

 右の操作画面の自動送信設定タブを開き、DHCPをOFFにして、任意の固定IPアドレスとサブネットマスクを入れます。

192.168.111.52
255.255.255.0

 設定送信を押します。ネットワークの設定に成功しましたとパネルが出ます。pingで設定したアドレス192.168.111.52を確認します。

 応答があれば、設定完了です。

 通信仕様書は(株)ティアンドデイに問い合わせて入手しました。この設定したIPアドレスと、仕様書に書かれているポート番号 : 57172を使って通信をします。

 

実験環境

 DHCPサーバを兼任しているルータでは、192.1.68.111.100以降をリースするように設定しています。ルータではふりだしたDHCPアドレスとMACアドレスの管理テーブルが表示できないので、どのクライアントPCもしくはデバイスにIPアドレスがふられたかがわかりません。

 リースをしない範囲で、192.1.68.111.1がゲートウェイなので、

  • 192.1.68.111.2から192.1.68.111.49までがWi-FiルータやNAS
  • 192.1.68.111.50から192.1.68.111.99までをラズパイなどの実験機材

を手動で割り当てると決めています。