おんどとりでIoT その1 TCP/IPで接続
■おんどとりはニーズに合わせて機種が選べる
おんどとりは(株)ティアンドデイが製造販売しているデータ・ロガーです。データ・ロガーは、温度や湿度、圧力や電圧などいろいろな測定データを保存します。
データロガー「おんどとり」には、温度と温度、温度と湿度、有線LANと無線LANの組み合わせがあります。ここでは、温度が2チャネル測れるTR-71nwを利用しました。実際に利用している様子と仕様は次のページを参照してください。
TCP/IPで通信するためには、ファームウェアが1.01以上の必要があります。1.00では通信できません。
●クライアント・ソフトを立ち上げてIPアドレスを設定
クライアント・ソフトをインストールしておくと、PCとUSBケーブルでをつなぐと TR-wf/nf操作プログラムが立ち上がります。おんどとりとは有線LANもハブにつなぎます。電池は入れなくてもUSBから供給されます。
右の操作画面の自動送信設定タブを開き、DHCPをOFFにして、任意の固定IPアドレスとサブネットマスクを入れます。
192.168.111.52 255.255.255.0 |
設定送信を押します。ネットワークの設定に成功しましたとパネルが出ます。pingで設定したアドレス192.168.111.52を確認します。
応答があれば、設定完了です。
通信仕様書は(株)ティアンドデイに問い合わせて入手しました。この設定したIPアドレスと、仕様書に書かれているポート番号 : 57172を使って通信をします。
※実験環境
DHCPサーバを兼任しているルータでは、192.1.68.111.100以降をリースするように設定しています。ルータではふりだしたDHCPアドレスとMACアドレスの管理テーブルが表示できないので、どのクライアントPCもしくはデバイスにIPアドレスがふられたかがわかりません。
リースをしない範囲で、192.1.68.111.1がゲートウェイなので、
- 192.1.68.111.2から192.1.68.111.49までがWi-FiルータやNAS
- 192.1.68.111.50から192.1.68.111.99までをラズパイなどの実験機材
を手動で割り当てると決めています。