白色LEDサークル・ライト その1 組み立て
■4.5Vで7個のLEDを点灯させるキット
単三電池3本を利用し、白色LEDを6個と赤色LEDを1個の組み合わせで、狭い空間に配置させたLEDライトのキットを組み立てます。
白色LEDサークルライトキット(LED投光キット・32mmΦ)
円形基板の直径は32mmです。基板だけも販売されています。
●キットの内容
砲弾型の白色LEDが6個、赤色LEDが1個(写真右端)、100Ω 1/6Wの抵抗が6本、240Ω 1/6Wが1個、単3ン電池ボックスが1個含まれています。円形のプリント基板は、高反射率の白色レジストが使われているそうです。
真ん中に配置する赤色LEDは順方向電圧Vfが低いので、電池が消耗してきて白色LEDが光らなくなっても、一つだけ点灯している状態が続きます。
回路は、LEDと電流制限抵抗が直列に入っている一般的な構成です。次の回路が7組並列につながっています。
●はんだ付けの順番
赤色LEDをはんだ付けします。シルク印刷の+側にリード線の長いほうのアノードを挿しこみます。リード線の短いほうのカソードは、Yと書かれたマイナス側のパターンにはんだ付けします(写真ははんだ付けがすべて終わった状態)。
240Ωの抵抗を最初にはんだ付けしておくと、100Ωと混ざらなくて済みます。100Ωのカラー・コードは黒色から始まり、240Ωは赤色から始まるので、テスタがなくても見分けがつきます。赤色LEDの外形が大きいので、240Ωのリード線を曲げないと挿しこめません。
残りの100Ωをはんだ付けします。
砲弾型白色LEDをはんだ付けします。白色LEDに入っているLEDは青色のチップです。写真のように、黄色の蛍光塗料が上にかぶさっています。
電池ボックスの赤(プラス)と黒(マイナス)のリード線をはんだ付けします。赤色は抵抗が共通の外周側、黒色はLEDのカソードが共通につながっている内周側です。
電池を入れる前に、プラスとマイナスを、テスタでショートしていないかを確認します。
電池を入れました。
とても明るいです。
●電流
USB用充電電源の5Vは実際5.2Vぐらいありますが、このライトに使えそうです。ここで使われている白色LED OSW54K5B61Aは30mA程度電流を流せます。
電圧[V] | 電流[mA] |
---|---|
3 | 14 |
4 | 68 |
4.5 | 102 |
5 | 129 |
5.5 | 162 |
●明るさ
5V時の明るさを照度計で測りました。データシートにあるように30cm離しています。1093luxでした。同様な条件で小型LED電球は132lux、60W相当のLED電球は1580lux、電球型40W蛍光灯は430luxでした。