CircuitPython 10行プログラミング Step2 (1) 準備

 Grand Central M4 Expressマイコン・ボード(写真上)とCircuitPythonでプログラムを作ります。Trinket M0マイコン・ボード(写真下)に比べると形状が大きくI/Oポートが豊富に使える特徴があります。どちらもAdafruitの製品です。

 大きな違いに、CIRCUITPYドライブの容量があります。Tinket M0の47Kバイトに比べて大きく約8Mバイトあるので、プログラムやライブラリの保存に活用できます。

特徴

 Arduino Mega 2560 Rev3と同等の機能と思われるので比較します。

ボード名 Mega 2560 Grand Central
マイコン名 ATmega2560 ATSAMD51P20A
動作電圧 5V 3.3V
外部電源入力 7~12V 7~9V(2.1ΦDCジャック)
ディジタルI/O 54(15本がPWMに対応) 54(22本がPWMに対応。A1, A2, A12, A15.
D2-D9, D11, D13-D45, D48, D50-D53.
MISO, MOSI, SCK, SCL, SDA)
アナログ入力 16本 16本、1MSPS
D-Aコンバータ - A0、A1。12ビット、1MSPS×2
I2S - 入出力、MCKあり
I/Oピンの電流 20mA 8mA
3.3Vピンの電流   500mA
フラッシュ・メモリ 256 KB of which 8 KB used by bootloader 1Mバイト
SRAM 8Kバイト 256Kバイト
EEPROM 4Kバイト 8Mバイト
クロック 16MHz 120MHz
LED_BUILTIN 13 13
形状、長さ 101.52 mm 同じ
53.3 mm 同じ
重さ 37 g -
マイクロSDメモリ -



ピン配置と機能

 #0、#1、#2~#13はディジタルI/Oです。#13は赤色のLEDがつながっています。#14~#53もディジタルI/Oです。
 #A0~#15はアナログ入力です。ディジタルI/Oにも使えます。#A0と#A1はアナログ出力に使えます。

  • UART;#0:RX、#1:TX、#10:RX1、#18:TX1、#17:RX2、#16:TX2、#15:RX3、#14:TX3
  • I2C;#20:SDA、#21:SCL
  • SPI;#50:MISO、#51:MOSI、#52:SCK、#53:SS
  • I2S;#15:I2SMCK0、#33:I2SFS0、#14:I2SSCK0、#32:I2SSDO、#31:I2SSDI

 UART;#0:RX、#1:TXは、PCとの接続のUSBと兼用にはなっていません。

 PWM出力に使えるのは、下記のピンです。

  • A1、A2、A12、A15
  • D2~D9、D11、D13~D45、D48、D50~D53
  • MISO、MOSI、SCK、SCL、SDA

 NeoPixel は#88です。