Raspberry Piの設定はGUIで (5) 固定IPアドレス

DHCPからふられるIPアドレスはよく変更される

 ラズパイをnode-REDなどのサーバにすると、IPアドレスが電源を入れるたびに変わっていると不便です。

 IPアドレスが不明でも、マシン名(hostname)でアクセスできるZero Configuration Networking技術があります。AppleのBonjourが最初で、WindowsでもiTunesをインストールしていると入っています。LinuxではAvahi として動いています。

 例えば、Volumioをインストールしたら、http://volumio.local/でそのラズパイをアクセスできます。

固定IPアドレスの設定ファイルはときどき変わる

 この記事は、2017年9月7日版をupdateし、カーネルは4.9.61で、11月24日に書いています。

 最近、IPアドレスを設定するファイルは二度変わりました。GUIを使うと、ユーザはそのことを気にしなくてよいです。

 現在のIPアドレスを確認します。メイン・メニューの右にある二つの矢印アイコンの上にマウスを持っていきます。

 矢印のアイコンをマウスで右クリックします。

 一番上のWireless & Wired Network Settings を選びます。出てきた設定画面のInterfaceの右にある項目の▼をクリックします。

 有線LANのインターフェース名が入ります。eth0ではありません。2017年8月16日版でJessieからStretch に変わったとき、Debian version 9をベースになったので、eth0が使われなくなりました。しかし、ラズパイZeroで外部のUSB-LANアダプタを使っているときはeth0でしたが、その後のupdateで、eth0は使われなくなりました。

 必要な項目を手動で入力します。入れ終わったら、Apply、Closeを順に押します。

 ここで、Automatically configure empty option をチェックしたままだと、再起動後、次の図のように、IPアドレスが振られているようでも設定が完了していません。

 Automatically configure empty option をチェックを外し、リブートすると。固定IPアドレスが設定されています。