充電器やAC-DCアダプタから取り出せる電流を測る <その2>USB充電器 RAVPower 24W 2ポート
多くの電子工作で使われる各種ボードは、マイクロUSBコネクタで電源を配給することが増えています。コネクタ(Micro USB B Receptacle)のデータシートを見ると5Vの1Aもしくは1.8Aが一般的ですが、2.5Aや3Aを必要とする機器も多くなっています。
●電子負荷装置で電流を増やしながら電圧を測定
<アマゾンで購入したusb充電器 RAVPower 24W 2ポート >5V-2.4A
- 入力AC=98.9~99.2V
- 備考;最大3.6A付近まで測定したが、だらだらと電圧が下がっていく。
●電子負荷装置で負荷をON/OFF
上が電圧、下が電流波形です。
500mAの時の波形です。電流波形のところどころで値が大きくなっていますが、測定環境のコモン・モード・ノイズのようです。
300mAと700mAを交互に切り替えます。負荷電流の変化に追随しています。ノイズは多めです。
●測定機器
◆菊水電子工業 電子負荷装置PLZ72W。電流値はDMMで測定したら2桁まで同じだったので本器の表示値を記録。電圧はDMMと誤差が大きかったので34461Aの読み取り値を記録。
◆Keysight ディジタル・マルチメータDMM 34461A
●USBケーブル (Vbus両端の抵抗値は34461Aの4wireで測定。コネクタの接触抵抗を含む)
- ケーブルA Volutz プレミアム 高耐久ナイロンMicro USB ケーブル【急速充電】1m 109mΩ
- ケーブルB Volutz プレミアム 高耐久ナイロンMicro USB ケーブル【急速充電】3m 194mΩ
- ケーブルC cheero Fabric braided USB Cable with micro USB 1m 111mΩ