トランジスタの特性を測る ① 小信号用トランジスタ2SC1815 Ver1.1
USBマルチ測定器Analog DiscoveryのソフトWaveFormsに、Curve Tracerの機能が追加されています。この機能を使ってトランジスタの特性を測ります。
(2021/05/02)一部設定がおかしかったので、データを再度取りなおした。
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●測定に必要なハード
プローブが3もしくは4本、発振器が二つ必要です。ADP3450はそのままで利用できますが、Analog Discovery2では、プローブが足りません。Transistor Tester for Analog Discoveryが49ドルで用意されているので、このアダプタを利用するのでしょう。
●接続
Diode NPN PNP N-FET P-FETを選択すると、画面右上に、結線図が出ます。プローブのGNDは、エミッタもしくはソースをつなぐように配置されています。
DUTをそれぞれ選択したときに表示される接続図をキャプチャしました。右端の図で、数字がプローブ番号、W1/W2が発振器の番号です。
執筆時点のHelpはひとつ前のバージョンのようで、接続図はありません。
●2SC1815
電子工作でよく登場する小信号用NPNトランジスタです。
負荷抵抗1kΩ時のIc/Vce特性です。
負荷抵抗100Ω時のIc/Vce特性です。
負荷抵抗1kΩ時のIc/Ib特性です。
負荷抵抗100Ω時のIb/Vbe特性です。
負荷抵抗100Ω時のVce/Ic(Ib)特性です。
(※)どういう回路を設計するのかという目的なしに、測定しているので、スケールがおかしかったりするのも含まれています。