温湿度センサHDC2080評価用ボードを動かす

 テキサス・インスツルメンツの温湿度センサHDC2080は、HDC1010/1080などの製品とほぼ同じスペックですが、対応電源電圧を1.8Vまで下げたのが特徴です。

HDC2080のおもなスペック

  • 相対湿度範囲 0~100%
  • 湿度確度 ±2%(標準値)、±3%(最大値)
  • 温度範囲 -40~85℃
  • 温度確度 ±0.2℃(標準値)、±0.4℃(最大値)
  • 分解能 14ビット ±0.1℃
  • スリープ・モード電流 50nA(標準値)、100nA(最大値)
  • 電源電圧範囲 1.62~3.6V
  • インターフェース I2C(最大400kHz)

評価用ボードを使う

 HDC2080 低消費電力温湿度センサの評価モジュール・ページからSensing Solutions EVM GUI Tool v1.9.4 をダウンロードします。解凍し、セットアップを始めます。

 Sensing Solutions GUIというアプリケーションがインストールされました。起動します。

 MenuからData Streamingを選択します。

 Startをクリックすると、温度と湿度を表示し始めます。

 右上のShow Statistics(Hide Statisticsとトグル表示)をクリックすると、読み取ったデータが表示されます。

 MenuのConfigurationを見ると、各レジスタの内容を読み取ったり変更ができます。プログラムを作るうえで、参考になります。

 マニュアルです。

 Data Streaming画面の右上にデータを保存するSelect Log Fileボタンがあります。CSV形式でデータが保存されます。

 評価用ボードで温度計測もできますが、ソフトウェアの作成時、レジスタの内容の確認などに役立ちそうです。センサ部分だけを切り離して、I2Cインターフェースを利用したブレークアウト・ボートとして使えます。

(※)HDC2080EVMはTI store から29ドルで購入しました。