温度センサLMT70評価用ボードを動かす

 テキサス・インスツルメンツのLMT70は、確度±0.05℃のアナログ温度センサです。校正なしで、小数点第1位までの表示ができます。0.88×0.88mmとても小さなデバイスです。一度チップを購入してはんだ付けを試みましたが、失敗しました。

LMT70のおもなスペック

  • 温度範囲 -55~150℃
  • 確度 ±0.05℃(標準値)、±0.13℃(最大値);20~42℃時
  •      ±0.36℃(最大値);-55~150℃時
  • 電源電流 9.2uA(標準値)、12uA(最大値)
  • 電源電圧範囲 2.0~5.5V
  • NTC温度傾斜 -5.19 mV/°C(※)
  • インターフェース アナログ

(※)データシートには、10℃ごとの小数点第3位までの電圧と温度のルックアップ・テーブルが掲載されています。

評価用ボードを使う

 評価ボードLMT70EVMは、マイコンMSP430F5528を搭載して、PCとつないで温度が測定できます。

 ユーザーズ・ガイドに従って、ソフトウェアをインストールします。

 温度を測定している画面です。センサの上に指を載せて離しました。プリント基板が大きいので、それほどレスポンスはよくありません。

 使われているマイコンに内蔵されているA-Dコンバータは12ビットです。LMT70は4ピンのICです。この信号は、評価ボードの先端のセンサとマイコンの間をつないでいます。そして切り離しができます。センサの部分を切り離し、ピンヘッダをつけて、別のマイコンでプログラムを作るときにも使えます。

 関連するアプリケーション・ノートがあります。

(※)LMT70EVMはTI store から25ドルで購入しました。