TB6605FTG Brushless Motor Kit for Arduinoをラズパイで利用する(4)

 いろいろなモータのカタログを見ると、XXrpm/Vという表現が見つかります。今までの実験では約13Vの実験用電源をつないでいました。最初に、モータの電源電圧を変化させて回転数を測ります。モータ42BLF01のデータシートには、24Vdcで4000±300rpmと書かれています。

 回転数は、ディジタル・タコメータDT2234Bで測りました。

モータの電圧と回転数

 10kHz、デューティ50%の発振周波数をPWM_INに入力します。電圧は9Vから24Vへ変化させました。

電圧 [V] 回転数 [rpm]
9 2448
12 3223
15 4112
18 5336
20 6056
24 7282

 電圧と回転数は比例関係にあることがわかりました。

発振器でデューティを変える

 PWM_IN信号の周波数を変化させてもモータの回転数は変わりませんでした。そのとき、PWM信号はデューティ50%でした。ここでは、デューティ比を変化させて、何が変わるかを観測します。
 次の図は、デューティ比が約20%のときの波形です。

 モータの電源電圧は12Vです。

デューティ[%] 回転数[rpm]
85 520
80 829
75 1574
70 1860
60 2639
50 3248
40 3874
30 4528
20 5210
10 5744
5 6123

 デューティ比と回転数は、比例関係にあることがわかりました。