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IoTへの挑戦 Raspberry PiでWindows 10 IoT Coreを動かす(2)

Windows 10 IoT Coreのダウンロードとインストール

 今回はデベロッパ センターのページからWindows 10 IoT Coreのインストール・ファイルのダウンロードとインストールを行います。

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 このページの「すぐ作業を開始」のボタンをクリックし、実際のダウンロード、インストールを支援するページに移ります。ページの先頭にはインストール処理を行うPCについてWindows 10のバージョンアップとVisual Studioのインストールに関しての記述があります。Visual Studioのインストールは次回とします。

 今回は、次に示すthe Windows 10 IoT Core Dashboardを入手し、Windows 10 IoT Coreをダウンロードしインストールします。

the Windows 10 IoT Core Dashboardの入手

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 Get the Windows 10 IoT Core Dashboardをクリックすると、the Windows 10 IoT Core DashboardをPCにセットアップするためのプログラムsetup.exeがダウンロードされます。
 ダウンロードしたsetup.exeを起動すると、次のセキュリティの警告が表示されます。

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 「インストール」を選択してthe Windows 10 IoT Core Dashboardのインストールを開始します。

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 インストールが終了すると、次に示すIoT Dashboardの初期画面が表示されます。

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 「新しいデバイスのセットアップ」をクリックすると、次に示す新しいデバイスのセットアップのウィンドウが表示されます。ここでデバイスの種類の欄をクリックして、表示されるリストからRaspberry Pi 2を選択します。
 PCにSDカードがセットされていない場合、SDカードのセットが要求されます。Raspberry Pi 2 model Bのインストール・ディスクのために使う、8Gバイト以上の容量のマイクロSDカードをセットします。

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 16GバイトのマイクロSDカードをセットすると、ドライブの欄にセットされたSDカードの仕様が表示されます。

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 「ソフトウェアのライセンス条項に同意する」をチェックすると、「ダウンロードとインストール」ボタンがクリックできるようになります。

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 青くなった「ダウンロードとインストール」ボタンをクリックすると、次に示すようにインストールを開始します。次のキャプチャ画面では隠れて見えませんが、このウィンドウにはキャンセル・ボタンも用意されています。

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 インストーラの展開が終わって、実際にSDカードに対する処理を開始する前にSDカードにデータがある場合、バックアップの警告が表示されます。バックアップの必要のないSDカードですので、続けるをクリックしてインストールを続行します。

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 続行するとコマンド・ウィンドウでの処理も開始されます。

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 併せて次に示す、SDカードのフラッシングの進行状況を示すウィンドウも表示されています。

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 SDカードの準備が完了すると次のウィンドウが表示されます。

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 以上の処理で、Raspberry Pi 2 model Bにセットしてインストール・ディスクになるSDカードができあがりました。

Raspberry Pi 2 model Bでのインストール処理
 SDカードをPCにつないだカード・リーダから取り外して、次に示すRaspberry Pi 2 model BのマイクロSDカード・ドライブにセットします。HDMIケーブルに対応したディスプレイ・モニタに、USBポートにはマウスとキーボード、ネットワークのLANケーブルを接続します。

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 5Vの電源にはスマートホンの充電器を使います。USBのソケットにマイクロBコネクタをもつケーブルを接続して、電源を投入します。マイコン・ボード上には電源スイッチはありません。

 インストール用のマイクロSDカードがセットされているので、Raspberry Pi 2 model BはこのSDカードを読みに行き、インストール処理を開始します。このインストール処理は約10分半くらいの時間がかかりました。

 最初は、おなじみのWindows 10の開始時の次の画面が表示されます。この画面が表示されている時間が大部分です。

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 次の画面が表示されたら、インストール完了もまじかです。

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 インストールの最後で次の言語の選択画面になります。マウスで日本語を選択して、Nextのボタンをクリックします。

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 次の画面が表示され、インストールは完了です。電源の切断は上段の右端にある「電源のアイコン」をクリックすると、再起動とシャットダウンが選択できます。
 次回電源投入し起動したときに表示されるのもこの画面です。

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 上段のチュートリアルのアイコンをクリックすると次のウィンドウとなり、赤丸の点滅でLEDの点滅をシミュレートしたテスト例などが用意されています。

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ネットワーク経由でRaspberry Piを確認
 Raspberry Pi 2 model Bがネットワークに接続されていて、Windows 10 IoT Coreのインストールが完了していると、PC側のIoT Dashboardで Raspberry Pi 2 model Bを検出ができます。

 IoT Dashboardのウィンドウ左の「自分のデバイス」をクリックして次に示すように選択すると、ネットワーク経由で探してきて表示します。

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 次回は、このネットワーク経由でRaspberry Pi 2 model Bの内容の確認を行います。

(2016/1/11 V1.0)

<神崎康宏>

バックグラウンド

スマートホンの充電器;最近は複数のモバイル機器を所有することが多いので、複数同時に充電できる充電器も入手できます。

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連載メニュー IoTへの挑戦 Raspberry PiでWindows 10 IoT Coreを動かす

(1) 5千円台のマイコン・ボードRaspberry PiでWindows10が動く

(2) Windows 10 IoT Coreのダウンロードとインストール

(3) Windows 10 IoT Core Dashboardが開発基地

(4) 無償で使える開発ツールVisual Studio2015のインストール

(5) Visual StudioでLEDを点灯するサンプル・プログラムを動かす

(6) VisualStudio 2015のデバッガの機能を利用してBlinkyの動きを見る

(7) Blinkyプロジェクトの中身を見る

(8) 押しボタン・スイッチの検出を行うプログラムをテスト

(9) デバッガを使ってPushButtonの処理内容を確認

(10) UIをもたないでバックグラウンドで実行されるプログラム

(11) ボタンとLED点滅の新規プロジェクトの作成