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IoTへの挑戦 Raspberry PiでWindows 10 IoT Coreを動かす(4)

無償で使える開発ツールVisual Studio2015のインストール
 次に示すように、マイクロソフト社の開発ツールVisual Studioにはいくつかのバージョンがあり、有償、無償の違いもあります。ここでは無償でWindows 10 IoTの開発ができるVisual Studio 2015 Communityをインストールします。インストールは次の手順で行いました。

(STEP1)Visual Studio 2015 Community ダウンロード・サイトへアクセスする
 https://www.visualstudio.com/downloads/download-visual-studio-vs

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 左端のVisual Studio Communityの「Communityを無料ダウンロード」をクリックすると「vs_community_JPN.exe」のダウンロードの開始に先立って、保存するか、一時ファイルとしてダウンロードして実行するか聞いてきます。ダウンロードするvs_community_JPN.exeは、Visual Studioのモジュールの追加変更などでも利用するので保存します。「名前を付けて保存する」を選択し、保存先を指定するとダウンロードが開始されます。

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 インストール・プログラム(vs_community_JPN.exe)は、すぐにダウンロードが完了します。実行ボタンをクリックするか、フォルダを開いてvs_community_JPN.exeを確認し、ダブルクリックしてインストール・プログラム(vs_community_JPN.exe)を実行します。

(STEP2)具体的なインストール作業の開始
 インストール・プログラムは、WebからVisual Studioのモジュールをダウンロードしながらインストールを進めます。そのため、インストール・プログラムのダウンロード後もインターネットへの接続が必要です。

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 インストール開始画面が次のように表示されます。このインストール・プログラムは、デフォルトの設定では必要なプログラムが網羅されていません。インストールが短時間で済むように必要なプログラムを選択するようになっています。
 そのことに気が付かず、「既定」のままでインストールをクリックしました。

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 インストール・プログラムが開始すると、最初にセキュリティの警告が表示されます。

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 「実行」で答えると、インストールを開始します。インストールの進行状況は、ダウンロードと適用の進行状況が、次に示す二つのバー・グラフで表示されます。

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 インストールが完了すると、次に示すセットアップ完了と起動のボタンが表示されます。

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 起動をクリックするとVisual Studio 2015が起動します。今回、インストールの種類で「既定」を選んだので、不足分のモジュールはインストール・プログラム(vs_community_JPN.exe)でセットアップします。
 保存してあるインストール・プログラム(vs_community_JPN.exe)を起動すると、次の初期画面が立ち上がります。VisualStudioの変更、修復、アンイストールができます。

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 今回は変更をクリックすると次に示すように、モジュールの選択の画面になります。いろいろ確認したいので、この後追加しなくてもよいようにモジュールはすべて選択しました。

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 モジュールの選択後、次へのボタンをクリックして次に進みます。

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 「更新」をクリックしてインストールすると、各モジュールのライセンス条項に同意したことになるとただし書きが表示されます。同意して更新ボタンをクリックしてインストールを開始します。

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 セットアップが完了すると次の画面となります。

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 変更でセットアップが完了した場合は起動でなく、閉じるとなっています。このインストールを終えたら、Visual Studio 2015でWindows 10 IoT Coreのアプリケーションを開発するための拡張機能をインストールし、Windows 10の開発者モードを有効にします

(STEP3)Visual Studio 2015を起動し拡張機能のインストール
 Visual Studio 2015を起動すると、次に示す初期画面が表示されます。メニュー・バーの ツール> を選択します。次に示す拡張機能と更新プログラムのウィンドウが表示されます。

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 左側の「オンライン」を選択し、右側の検索の欄に IoT を入力すると、次に示すようにWindows IoT Core Project Templatesが表示されます。この欄の「ダウンロード」をクリックして、Windows IoT Core Project Templatesをダウンロードしています。

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 ダウンロードのボタンをクリックすると、Windows IoT Core Project Templatesをインストールするためのウィンドウが表示されます。

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 インストール・ボタンをクリックしてインストールを開始します。インストールが完了すると、次の完了を示すウィンドウが表示されます。

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 「閉じる」ボタンをクリックし、Windows IoT Core Project Templatesのインストールが完了すると「拡張機能と更新プログラム」は次のようになり、今回の変更を有効にするためにはVisual Studioを再起動することが指示されています。再起動します。

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(STEP4)Windows 10の開発者モードを有効にする
 Windows 10のタスク・バーにあるスタート・ボタンをクリックし、表示されたスタート・メニューの中の「設定」をクリックし、次に示す設定のウィンドウを表示します。

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 この右下の「更新とセキュリティ」を選択し、次の更新とセキュリティのウィンドウを表示します。

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 開発者向けの設定を変更するので、「開発者向け」を選択します。次のようにWindowsストアアプリが選択されています。

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 「開発者モード」をチェックして開発者モードを有効にします。開発者モードをチェックすると、次に示す警告が表示されます。

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 今回はこのPCのWindows 10の下でプログラムの開発を行うので、開発モードをオンにします。「はい」で答えると、次に示すように開発者モードが有効になります。

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 次回、Visual Studio 2015の使い方について確認します。


(2016/1/23 V1.0)

<神崎康宏>

連載メニュー IoTへの挑戦 Raspberry PiでWindows 10 IoT Coreを動かす

(1) 5千円台のマイコン・ボードRaspberry PiでWindows10が動く

(2) Windows 10 IoT Coreのダウンロードとインストール

(3) Windows 10 IoT Core Dashboardが開発基地

(4) 無償で使える開発ツールVisual Studio2015のインストール

(5) Visual StudioでLEDを点灯するサンプル・プログラムを動かす

(6) VisualStudio 2015のデバッガの機能を利用してBlinkyの動きを見る

(7) Blinkyプロジェクトの中身を見る

(8) 押しボタン・スイッチの検出を行うプログラムをテスト

(9) デバッガを使ってPushButtonの処理内容を確認

(10) UIをもたないでバックグラウンドで実行されるプログラム

(11) ボタンとLED点滅の新規プロジェクトの作成