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ArduinoにLCDキャラクタ・ディスプレイ・モジュールを接続する(4)

超小型LCDキャラクタ・ディスプレイ・モジュールをArduinoで使う(1)接続

ブレッドボードに挿し込んで使えるLCDキャラクタ・モジュールを利用
 次に示すLCDキャラクタ・モジュールは1番から14番までのマイコン・ボードとのインターフェースと、バックライトの電源供給の2ピンの計16の端子が一列に並んでいます。
 形状は少し小さくなっていますが、16列2行表示で形状以外の機能は、従来のHD44780とコンパチブルなLCDキャラクタ・モジュールです。

LCD01-f9daa15c.png

 そのため、2.54mmピッチ、16ピンのピンヘッダがはんだ付けされ、ブレッドボードに挿し込んで利用できるようになっています。

LCD02-bcbdbfe8.png



ブレッドボード側の準備
 次に示すように、モジュールに供給する5V電源、GND、バックライトのLEDへの電源をジャンパ線で供給します。330Ωの抵抗はバックライトへ供給する電源の電流制限抵抗です。
 半固定抵抗は電源電圧を分圧して輝度調整電圧VOを供給するものです。

LCD03a-84915ea7.png


Arduinoとの接続ケーブル
 ArduinoとこのLCDキャラクタ・モジュールのセットされたブレッドボードとの間は、次に示すようなケーブルを用意しました。
 Arduino側は6ピンのL型のピンヘッダをリード線にはんだ付けし、ブレッドボード側は制御信号用の3ピンのL型ピンヘッダ、4ビットのデータ信号用に4ピンのL型ピンヘッダを用意します。ブレッドボード側の制御用の3ピンのピンヘッダの中間ピンはR/Wの信号で、ブレッドボード上でGNDに接続されているので、Arduino側に接続しません。

LCD04-031fe0cf.png

ブレッドボードへのケーブルの接続
 ブレッドボードへのケーブルの接続は次のようになります。LCDモジュールの左端の14番ピンに合わせて4ピンのデータ部分のピンヘッダを挿し込みます。データの下位4ビット分を空けて3ピンの制御ビット部分のケーブルを挿し込みます。グラウンドに接続されているR/Wの制御ビットはArduinoからの接続はなく、制御部分のケーブルは2本です。
 電源、輝度調整のVoはブレッドボード内で処理しています。

LCD05a-b155317c.png

LCDモジュール Arduino
RS (4) 2
R/W (5) -
E (6) 3
- -
DB4 (11) 4
DB5 (12) 5
DB6 (13) 6
DB7 (14) 7

※()内の数字はLCDのピン番号。

 LCDキャラクタ・モジュールをセットすると、次に示すようになります。ブレッドボードの右下の2本のジャンパ線はArduinoからの電源供給用のケーブルです。

LCD06a.png

 Arduinoとの接続は次に示すように、制御信号RSはArduinoのD2、EはD3に接続します。データ信号はDB4はArduinoのD4、DB5はD5、DB6はD6、DB7はD7に接続します。
 テストは、LiquidCrystalライブラリのサンプル・プログラムHelloWorldで行いました。LiquidCrystal型の変数lcdの定義がサンプル・プログラムでは、

LiquidCrystal lcd(12, 11, 5, 4, 3, 2);


となっています。
 モジュールとの接続を今回のテストに合わせて、

LiquidCrystal lcd( 2, 3, 4, 5, 6, 7);


と変更し、アップロードして次の結果を得ました。

LCD07a-931fb0e6.png

 LCDモジュールの下段の数字は起動からの経過時間を表します。黒いボードはSparkfunが販売しているArduino and Breadboard Holderです。ブレッドボードとArduinoが一体になり便利です。
 次回、ブレッドボードに温度センサなどを用意してLCDキャラクタモジュールに測定した結果を表示してみます。

(2016/3/23 V1.0)

<神崎康宏>

バックグラウンド

HD44780;キャラクタ表示LCDのコントローラICの名称です。実際は、このICと同じ機能を持った別のICが使われていることもあります。

連載メニュー ArduinoにLCDキャラクタ・ディスプレイ・モジュールを接続する

(1)  ArduinoにLCDディスプレイを接続する準備

(2)  アナログ入力ポートのデータをLCDに表示する

(3)  LiquidCrystalライブラリを使用したテスト・プログラム

(4)  超小型LCDキャラクタ・ディスプレイ・モジュールをArduinoで使う(1)接続

(5)  超小型LCDキャラクタ・ディスプレイ・モジュールをArduinoで使う(2)測定した温度をLCDに表示する

(6)  超小型LCDキャラクタ・ディスプレイ・モジュールをArduinoで使う(3)A-Dコンバータの基準電圧を変更して分解能を上げる

(7)  超小型LCDキャラクタ・ディスプレイ・モジュールをArduinoで使う(4)SPIインターフェースのK型熱電対で温度を測定する(その1)

(8)  I2CインターフェースのLCDキャラクタ・モジュールをArduinoで使う(1)利用できる電源電圧を整理して接続(その1)

(9)  I2CインターフェースのLCDキャラクタ・モジュールをArduinoで使う(2)Wire ライブラリを使用してLCD処理の関数を作る

(10)  I2CインターフェースのLCDキャラクタ・モジュールをArduinoで使う(3)I2Cバス双方向電圧レベル変換モジュール