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Arduino Yunを利用しネットワークに接続する(1)Arduino Yunの仕様

Arduino Yunの仕様


 Arduino Yun、Arduino Yun Miniは国内でも利用できるWifi内蔵のArduinoのマイコン・ボードです。その他にもArduinoをネットワークに接続する方法は、XBee WiFiやESP8266などのようなWifiの機能をもったモジュールと組み合わせる方法があります。ESP8266の利用例は、本サイトにほかに多くの記事もあるのでそちらを参照してください。

Arduino YUN
 Arduino YUNの外観はArduino Unoなどと同じ大きさで、次に示すようにイーサネットのケーブルを挿し込むためのRJ-45のコネクタ、ArduinoとPCを接続するためのマイクロBのUSBコネクタがあります。その下についているホスト側のUSBコネクタは、Wifiを分担しているLINUXのものです。

コネクタ部分を拡大すると
 次に示すように、コネクタは右からUSBホスト・コネクタ、次の小さなマイクロBのUSBコネクタはArduinoとの通信、電源供給を分担します。Arduino YUNにはArduino Unoなどのような電源のためのジャックはありません。マイクロBのUSBコネクタから電源を得るので、PCとの接続がない場合でも電源を得るためにこのコネクタにUSB電源を接続します。

 左はイーサネットを有線接続するためのRJ-45タイプのコネクタです。このコネクタにLANのケーブルを接続し、USBケーブルをマイクロBコネクタにて接続し電源を供給すると、PCからネットワーク経由でアクセスできます。

 ピン・ソケットはUno R3と同じで、次に示すようにディジタル・ピンが8ピン、10ピン、また電源のピンソケットが8ピン、アナログ入力が6ピンです。

 背面にはSDカード・ドライブがありますが、直接Arduinoからアクセスできません。Linux側からアクセスします。

 このArduinoのボードは次に示すように、同一ボード内にATmega32u4のArduinoのシステムと、MIPSアーキテクチャのAtheros AR9331(400MHz)の高性能なRISCコンピュータが組み込まれています。AR9331はネットワーク処理を分担して、Arduino側とはBridgeライブラリにシリアル通信でLANの送受信データを処理しています。Arduinoとの間は、Bridgeライブラリがシリアル通信で処理できるようにしています。

 ネットワークを利用しない場合は、Arduino Unoなどと同様に利用できます。ネットワークに関して設定などはWebブラウザでLINUXシステムにアクセスして行います。次回その処理を行います。

(2017/1/18 V1.0)

<神崎康宏>

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