OPアンプで実験(1) 40dBの電圧増幅③レベルシフト

 第1回と第2回で使った増幅回路です。

 3番ピンはGNDに落ちているので0Vです。ここに電圧をかけてみます
 電圧発生器は0~±1.1Vの電圧を作るTR6142(武田理研)を使います。

プラス入力端子に0.1V

 実験回路の電源電圧は±15.0V、Digilent ADP3450の発振器を用いて50mVp-p、1kHzの正弦波を入力端子10kに入れました。

 3番ピンとGND間に+0.1000Vを加えます。
 黄色が入力波形、青色が出力波形です。

  • 波形全体が+10Vプラス側にシフトした
  • 最大電圧14.5Vでクリップした

  0.1*100 = 10Vなので、プラス入力端子の電圧も40dB増幅されたことがわかります。

プラス入力端子に-0.1V

 3番ピンとGND間に-0.1000Vを加えます。
 黄色が入力波形、青色が出力波形です。

  • 波形全体が-10Vマイナス側にシフトした
  • 最大電圧-13.5Vでクリップした

プラス入力端子に±1Vp-p 1kHz

プラス入力端子に±1Vp-p 100Hz