アナログ・スイッチで実験(1) CD4066B ②電源+5V時

 アナログ・スイッチCD4066Bの基礎的な実験をしています。

 電源がVdd=+5V、Vss=GNDの条件で、入出力の波形を観測します。

接続②5Vその1

 Vss=GND、Vdd=+5V、信号(1番入力、2番出力、13番コントロール信号)

  • 1番入力:アナログ入力0~3V サイン波
  • 13番コントロール信号:0~5Vのこぎり波

 黄色がCH1、青色がCH2、赤色がCH3です。CH4はつないでいません。

 三角波のControl信号は、2.6Vを超えると出力がONになっています。

 OFF時にわずかにリプルのような波形が見えています。

 時間軸を拡大しました。入力と出力のサイン波は相似のようです。

接続②5Vその2

 入力信号の振幅を大きくして、0~5Vにします。

 正常に出力されているようです。

接続②5Vその3

 入力信号の振幅を大きくして、-2.5~+2.5Vにします。

 正の電圧領域は正しい出力が出ているように見えます。負の領域は、波形が大きくひずんでいますが、波形が出ています。

 スイッチがOFFしている領域に、ひずんだ負の波形が出ています。

 この歪みをなくするには、GNDにつないでいるVss端子に-5Vを加える必要があります。しかし、このCD4066BにはGND端子が存在しません。