Modbusの利用 (13) WAGO 750-342①IPアドレスを振る

 日本でもWAGOのPLCの750シリーズは流通しています。ここでは、Modbus/TCPの動作する750-342ユニットとアナログ入力ユニット750-479を利用します。いずれも中古品をebay、ヤフオクで入手しました。

構成

 750シリーズの代表的なTCPユニットには、342と842があります。各モジュールは、DINレール上でそれぞれ挿し込んで連結でき、最後は終端モジュールが必要です。

  • 750-342 TCPインターフェース
  • 750-479 2チャネルA-Dコンバータ
  • 750-600 終端

 電源は、DINレールに取り付けられるアマゾンで入手した24V-1A電源を用意しました。

IPアドレスを振る

 750-342本体にはMACアドレスのラベルが貼ってあります。同社の00:30:DEから始まるアドレスです。

 次の手順で、IPアドレスを振ります。

  • WAGO BootP Serverをインターネットの検索で探して、ダウンロードする
  • 解凍して、Windows10で起動する。
  • [Edit BootPtab]ボタンをクリックして、出てきたテキスト・ファイルの最後に
  • wago750842:ht=1:ha=0030DE000CBA:ip=192.168.111.24:sm=255.255.255.0:
  • を追加して、保存する。
  • [Start]ボタンを押す。画面に数行メッセージが出る
  • 750-342の電源を切り、再投入する
  • 画面上にfound 192.168.111.24が表示される

 コマンドプロンプトでarp -aを実行します。

 pingを打って確認します。

(参考)750-842クイックスタートガイド