Blinkから始まるArduino入門 その8 AC100VのON/OFF

 リレーを利用すると、接点でAC100VもON/OFFできますが、配線が要注意です。古い機材は、(a)のようにねじ止めでしたが、今は(b)のように線材を穴に挿し込むようになっています。金属部分がむき出しにならないので、感電の危険はありません。

 リレーの基板の出力側に使われているターミナルの多くは形状が小さいです。AC100V用のケーブルなどは太くて入りにくいです。金属部分が露出している状態で使っていると、ほかの部品と接触する事故が起こるかもしれません。

IoT Relayを入手

 電子工作ではよく利用するAdafruitのデモ・ビデオを見ているときに、IoT Relayが登場しました。購入すると、電気製品の安全規格であるULのマークなどはついていませんし、PSEマークもありません。自分で、強電用部品を組み合わせて配線するより、ずっと安心できるかもしれません。

 製品の側面に3~48Vdc、もしくは12~120Vacの制御用入力がついています。製品上面には3Pのコンセントがあり、

  • Normally OFF(二口)
  • Normarry ON
  • Always ON
  • 電源スイッチ

が配置されています。ebayで製品が約3800円、送料2000円でした。メーカのカタログでは20ドル台なので、もっと安価に入手できるかもしれません。

接続

 GND12番をIoT Relayの側面についている入力ポートにつなぎました。

 normally OFFインレットに100VのLED電球をつなぎます。

スケッチ

 5秒おきに点灯と消灯を繰り返します。

void setup() {
pinMode(12, OUTPUT);
}

void loop() {
digitalWrite(12, HIGH); // turn the LED on (HIGH is the voltage level)
delay(5000); // wait for 5 second
digitalWrite(12, LOW); // turn the LED off by making the voltage LOW
delay(5000); // wait for 5 second
}

 スケッチ通りに動作しました。

人が通ると点灯するスケッチ

 人を検知するために、焦電型赤外センサを用意します。アマゾンで購入しました。裏面には、調整用の半固定抵抗がついていますが、スペックがわからないのでそのままにしてあります。ピンは3本あり、Vcc、OUT、GNDと並んでいます。VccをArduino 5Vへ、GNDはGNDへ、OUTは11番につなぎました。

 人を感知するとOUTはHIGHになるようです。

#define inputIR 11
#define outputLED 12

void setup() {
pinMode(inputIR, INPUT_PULLUP);
pinMode(outputLED, OUTPUT);
}

void loop() {
digitalWrite(outputLED,LOW);
if (digitalRead(inputIR) == HIGH ) {
digitalWrite(outputLED,HIGH);
}
delay(100);
}

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