ブレッドボードの配線

 実験回路の組み立てには欠かせないのがソルダーレス・ブレッドボードです。大きさはいろいろありますが、写真のが安価で使いやすいです。

 内部でつながっているところを黄緑色の線で示しました。

 両端に電源用のラインが用意されています。プラスとマイナス(GND)の1電源であれば、両側のプラス同士、マイナス同士をショートしたほうが使いやすいです。

 電源ラインには、10~100uF(耐圧10~25V)の電解コンデンサと0.1uF(耐圧10~50V)の積層セラミック・コンデンサを入れます。この対応によって、配線長が長くなりやすくなる環境でノイズなどの誤動作を軽減できます。

 配線材は色分けして使います。電源のプラスは赤色、グラウンド(GND)は黒色です。2電源を使う回路であれば、マイナスの電圧は青色を使います。

 電子デバイスは、使い方を間違えると、あっという声を上げる間もなく壊れます。電源をつなぎ間違えることも多いです。色分けによって、ミスを減らせます

 ブレッドボード上の配線は、専用のジャンパ線が市販されています(写真右)。赤色と黒色はよく使うのですが、ほとんど含まれていません。単線を購入しておくと便利に使えます。いちいち作るのは面倒だと思っている間に手を動かしたほうが、効率のよいプロトタイピングができます。
 もちろん、ワイヤ・ストリッパは必須の工具です。