Trinket M0 (1) Arduino IDEをインストール

 Adafruitのマイコン・ボードTrinket M0は、購入時にはMicroPython(CircuitPython)が動く状態です。「離れた場所の〇〇が測りたい その3 温湿度センサSHT31」で利用しました。
 ここでは、Arduino IDEをインストールしてスケッチを書きます。

Trinket M0のおもな特徴

  • ピンは全部で10本。リセット・ボタンあり
  • CPU Cortex M0+のATSAMD21E18 48MHzクロック
  • 内蔵メモリ フラッシュ256Kバイト、SRAM 32Kバイト
  • 13番のLED搭載
  • USBサポート(マイクロB USBコネクタ付き)
  • RGB DotStar LED搭載
  • 12ビットA-Dコンバータのポートは三つ
  • プルアップ/プルダウン可能なディジタルI/Oは5本
  • 高速PWM出力
  • 10ビットD-Aコンバータを1本
  • SPI、I2C、UARTが使える。SPI-UART、I2C-UARTは同時に使える
  • 電源端子は、USB(5V)、3V(3.3V)、Bat( JST PH コネクタのパターンだけ、最大6V入力)、GND

ピン配置

 上記の写真のようにUSBコネクタを上に向けて見た状態のピン配置です。全部で10本のピンがあります。赤色LEDがつながってる13番は、ピンが出ていません。7番と8番のピンは出ていなく、内部のRGB DotStarへつながっています。

機能 ピン番号 ピン番号 機能
  Bat USB VBUS=5V
グラウンド Gnd 0 0番、SDA、A2
4番、Tx、MOSI、A4 4 1~ 1番、DAC出力、A0
3番、Rx、SCK、A3 3 2 2番、SCL、MISO、A1
リセット Rst 3V 3.3V出力

 (※)各ピンの最大電流は10mAだが7mAを推奨、グループ合計で最大65mA、パッケージ全部で最大130mA。USBの5Vの電流は最大500mA、3.3V出力も500mA(放熱器はついていない)。

Arduino IDEのインストール

 メイン・メニューのファイルから環境設定を開きます。追加のボードマネージャのURL蘭に、初めてなら下記のURLをそのまま、追加であれば、,とURLを入れます。

https://adafruit.github.io/arduino-board-index/package_adafruit_index.json

 OKをクリックします。

 メイン・メニューのツールからボード名のところに出てくるボードマネージャを選びます。

 ボードマネージャの検索欄にAdafruit と入れて出てきたArduino SAMD Boardsを選び、そのエリア内をクリックしたら出てくるインストールををクリックしてインストールします。画面はバージョン1.6.18がインストールされた状態です。

 メイン・メニューのツールからボード名、ボードマネージャを出します。Adafruit Trinket M0を選び、ボードをUSBケーブルでつないでシリアルポートも選択します。
 Windows 7のドライバは、こちらのページで説明しています。Windows 10のドライバは自動で入ります。

 メイン・メニューのファイルにあるスケッチ例からBasicsのBlinkを選びます。何も修正せずに書き込みます。USBコネクタの隣にある赤色のLEDが点滅しました。

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