Seeed Studio XIAO ESP32C3でBLE ① Arduino IDEで準備

 EspressifのESPシリーズは、Wi-Fi、BLEが使えるマイコンです。製品は大変多くなっています。世代も次々と新しくなっており、ローエンドのESP8266の後継と言われているのがESP-C3です。この連載では、Seeed Studio XIAO ESP32C3が技適が取れているので利用していきます。

Seeed Studio XIAO ESP32C3の主なスペック

  • CPU ESP32-C3 32ビット RISC-V 160MHz データシート
  • RF Wi-Fi(2.4GHz)、Bluetooth 5(BLE)、アンテナ;外部(付属)
  • メモリ SRAM;400KB、オンボード・フラッシュ;4MB
  • PWM 11ポート
  • A-D変換 4ポート
  • ボタン Reset、Boot
  • LED チャージ表示
  • 充電機能 あり、コネクタはない
  • USBインターフェース USB Type-C

(※)ESP32-C3は浮動小数点数演算器(FPU)を搭載していません。

環境

  • Arduino IDE 1.8.19
  • Windows10 21H2

Arduino IDE 1.8.19

 Arduino IDEの環境設定の追加のボードマネージャのURLに、

  https://raw.githubusercontent.com/espressif/arduino-esp32/gh-pages/package_esp32_dev_index.json

の記述が必要です。ほかのボードの記述があるときはカンマで区切ります。

 ボードおよびライブラリをアップデートします。

 ボードマネージャを開きます。バージョン2.0.4以降で、XIAO ESP32C3が選択できるようになります。

 ボードXIAO ESP32C3を選択します。ESP32 Arduinoのグループに入っています。

CPUの温度を測る

 次のスケッチを実行しました。


void setup() {
  Serial.begin(115200);
  Serial.println("Starting ");
}

void loop() {
  float temp = temperatureRead();
  Serial.println(temp);
  delay(2000);
}

 実行例です。どうもエラーが出て、1回だけ測定して値は更新されませんが、動いています。

前へ

Arduino の電圧供給 (Vcc) を測定

次へ

Seeed Studio XIAO ESP32C3でBLE ② BLEのサンプルを動かす