CO2センサを使う①AdafruitのSCD-30ボードをArduino UNOにつなぐ

 気象庁の資料によると、2020年では二酸化炭素濃度が400ppmぐらいです。検索すると、室内は1000ppm以下が望ましく、それ以上なら換気を行うのが望ましいようです。

 ここでは、手軽に使えるAdafruitのSCD-30ボードを利用します。5V->3.3VのレギュレータとI2Cの信号レベル変換回路が入っています。STEMMA QTのコネクタがついているので、Arduino UNOとは、簡単に接続できます。

Adafruit SCD-30のおもなスペック

  • 電源電圧 3.3/5V
  • 測定範囲 400~10000ppm
  • 確度 ±(30ppm + 3%)
  • 消費電流 19 mA @ 2秒間隔の測定
  • 完全に校正および線形化
  • インターフェース I2C、アドレス0x61、信号は10kΩでプルアップ
  • 温湿度センサSHT31がオンボード

環境

  • Arduino UNO R3
  • Arduino IDE 1.8.15
  • Windows10 21H1

接続

 STEMMA QT(JST SH 4ピン)コネクタは2か所に装着されていて、どちらにつないでもかまいません。このコネクタを使ってI2Cで制御する場合、特に、ジャンパ線をつなぐなどは不要です。

 電源は5Vを使いました。Arduino UNO R3のI2Cは、専用のSCLとSDA端子がありますが、SCLはA5に、SDAはA4につながっています。どちら側につないでもかまいません。白色のリード線は見えないので、黄色で配線図を描きました。

スケッチ

 利用手順は、Adafruit SCD-30 - NDIR CO2 Temperature and Humidity Sensor Overviewに書かれています。

 ライブラリを導入します。メニューのツールから、「ライブラリを管理」を選び、検索欄にSCDを入力します。見つけてきたAdafruit SCD30のインストールをクリックします。Adafruitのボードを初めて使うときは、センサ関連のほかのドライバも一緒に入れるかどうかのパネルが出ます。全部入れます。

 同時にサンプル・スケッチも導入されます。

 メニューのファイルからサンプルの入っているスケッチ例を選択します。Adafruit SCD30から、adafruit_scd30_testを選択します。

 実行している様子です。

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