ラズパイ4用アナログ電源の製作④1A負荷の過渡特性

 ラズパイ4の使用時の消費電流は通常300~400mAですが、時に1Aぐらいになります。そこで、負荷の電流を切り替えたときの電源の状態を観測します。

電子負荷で電流を変化させる

 電子負荷はModel PLZ 72W(菊水電子)です。AとBの2通りの電流を設定でき、そのAとBを一定の周期で切り替える機能があります。ここでは、300mAと1Aを設定しました。
 電流プローブをオシロスコープ(Keysight DSOX3012T)のチャネル2(画面下の青色)につなぎ、チャネル1(画面上の黄色)には電源の出力をDCで観測しました。

 電流が少ないときには電圧が上がりますが、その差は約8mVです。アナログ電源のノイズ程度の低さです。

 現在試作している電源は、ラズパイで使って急な電流変化にも一定した電圧が供給できることがわかりました。

(※)画面は、Keysightの初代BenchVueというソフトをPCで動かしています。PCとオシロスコープはUSBでつないでいます。