はじめてのMKR ZERO (2) キャラクタ表示LCD

 Arduino IDEは2019/03/15に更新された1.8.9を利用します。IDEをインストールしただけではMKRZEROが使えません。ボードマネージャからArduino SAMD Boards(32-bits ARM Cortex-M0+) by Arduinoをインストールします。そうすると、ボードマネージャの選択でArduino MKRZEROが選べます。

 センサなどから読み取った値を表示するために表示器を用意します。ここでは、I2CバスでつなげられるGrove-LCD RGB Backlightを利用します。1行が16文字、2行の表示ができます。

i2cScan

 接続です。LCDは5Vで動作します。

LCD MKRZERO
GND GND
Vcc 5V
SDA SDA
SCL SCL

 最初に、I2Cのスレーブ・アドレスを確認するために、ライブラリのI2CScannerをインストールして実行します。

 実行した結果です。LCDのスレーブ・アドレスが0x3e、バックライトRGBが0x62です。残りの二つはMKRZEROに搭載されているデバイスと思われます。すでに二つのI2Cデバイスが入っているので、プルアップ抵抗は入っているものと思われます。

 電源Vccは5Vです。SDA信号をオシロスコープで観測します。信号のHIGHは3.3Vです。

LCDのライブラリを入れる

 Grove lcdで検索して出てきたライブラリをインストールします。

 サンプルのHelloWorldを実行します。

  HelloWorldのスケッチの一部を、

  colorR = 200;
  colorG = 200;
  colorB = 200;

  lcd.print("Temp: 25.6");

に修正しました。バックライトが明るい白に変わりました。

前へ

はじめてのMKR ZERO (1) 準備

次へ

はじめてのMKR ZERO (3) 温湿度DHT11