今から始める電子工作 ⑬ データを表示する　その3　OLEDディスプレイの描画コマンド

 　SparkFun Qwiic OLED Adruino Libraryで利用できる描画コマンドなどは、大きく五つの分類があります。

<Graphics Methods>

https://github.com/sparkfun/SparkFun_Qwiic_OLED_Arduino_Library/blob/main/docs/api_graphics.md

<Arduino Print>

https://github.com/sparkfun/SparkFun_Qwiic_OLED_Arduino_Library/blob/main/docs/api_arduino.md

<Device Operations>

https://github.com/sparkfun/SparkFun_Qwiic_OLED_Arduino_Library/blob/main/docs/api_device.md

<Drawing Settings/State>

https://github.com/sparkfun/SparkFun_Qwiic_OLED_Arduino_Library/blob/main/docs/api_draw.md

<Scrolling>

https://github.com/sparkfun/SparkFun_Qwiic_OLED_Arduino_Library/blob/main/docs/api_scroll.md

 

Graphics Methods

display()　描画の実行

描画されたグラフィックスと消去コマンドをOLED デバイスに送信

erase()　画面の消去

グラフィックを消去し、ディスプレイを空白の状態にする。

pixel()　画面上のピクセルの値を設定

pixel(X座標, Y座標, 色の値。デフォルトは白 (1) )　

黒色は0

line()　線を描く

line(開始X座標, 開始Y座標, 終点X座標, 終点Y座標, 色の値。デフォルトは白 (1) )　

黒色は0

rectangle()　長方形を描く

rectangle(開始X座標 - 左上隅, 開始Y座標 - 左上隅, 幅, 高さ, 色の値。デフォルトは白 (1) )　

黒色は0

rectangleFill()　長方形の塗りつぶし

rectangleFill(開始X座標 - 左上隅, 開始Y座標 - 左上隅, 幅, 高さ, 色の値。デフォルトは白 (1) )　

黒色は0

circle()　円を描く

circle(円の中心のX座標, 円の中心のY座標, 半径, 色の値。デフォルトは白 (1) )　

黒色は0

circleFill()　塗りつぶされた円を描く

circleFill(円の中心のX座標, 円の中心のY座標, 半径, 色の値。デフォルトは白 (1) )　

黒色は0

bitmap()　ビットマップを描画

ビットマップは 8 ビットでエンコードされる必要がある。各ピクセルには 8 つの y 値が含まれる。

bitmap(X座標, Y座標, ビットマップ配列へのポインタ, 幅, 高さ )

bitmap()　　ビットマップを描画

ビットマップは 8 ビットでエンコードされる必要がある。各ピクセルには 8 つの y 値が含まれる。

座標 [x1,y1] では、ビットマップの一部のみを描画できる。

bitmap(X0座標, Y0座標, X1座標, Y1座標, ビットマップ配列へのポインタ, 幅, 高さ )

bitmap()　　ビットマップを描画

ビットマップ・データ用の Bitmap オブジェクトを使用して、画面上にビットマップを描画

bitmap(X座標, Y座標, ビットマップ・オブジェクト)

text()　現在のフォントを使用して文字列を描画

text(X座標, Y座標, 描画する文字列, 色の値。デフォルトは白 (1) )

　黒色は0

　文字列は、const char*もしくはString

Arduino Print

setCursor()　カーソルを設定

テキスト出力を開始する場所を定義する

setCursor(X座標, Y座標)

setColor()　色の設定

setColor(色)

　0 = 黒、> 0 = 白

getColor()　色を取得

getColor()

　戻り値；現在の色

Device Operations

begin()　初期化

begin(Wireポート, I2C アドレス)

　いずれも省略するとデフォルト値が使われる。

reset()　初期状態にリセット

　reset()

getWidth()　幅を取得

　getWidth()

　戻り値；OLEDデバイスのピクセル幅

getHeight()　高さを取得

　getHeight()

　戻り値；OLEDデバイスのピクセル単位の高さ

invert()　反転

　invert(bool bInvert)

　戻り値；true- 画面が反転している。false- 画面が通常に設定されている

flipVertical()　垂直反転

　flipVertical(bool bFlip)

　戻り値；画面が垂直に反転している。false- 画面が通常に設定されている

flipHorizontal()　水平反転

　flipHorizontal(bool bFlip)

　戻り値；画面が水平に反転している。false- 画面が通常に設定されている

displayPower()　ディスプレイのオン/オフを切り替え

　displayPower(bool bEnable)

　戻り値；true- OLED ディスプレイの電源がON（デフォルト）。false- 電源がOFF

Drawing Settings/State

setFont()　フォントを設定

デフォルトのフォントは5x7。

　setFont(使用するフォント)
　setFont(フォントへのポインタ)

  • 5x7    <res/qw_fnt_5x7.h>    QW_FONT_5X7    5 x 7のフルフォント
  • 31x48    <res/qw_fnt_31x48.h>    QW_FONT_31X48    31 x 48のフルフォント
  • 7セグメント    <res/qw_fnt_7segment.h>    QW_FONT_7SEGMENT    数字のみ
  • 8x16    <res/qw_fnt_8x16.h>    QW_FONT_8X16    8 x 16のフルフォント
  • 大きな数字    <res/qw_fnt_largenum.h>    QW_FONT_LARGENUM    数字のみ

　オブジェクトの属性：

  • width    フォントの幅（ピクセル単位）
  • height    フォントの高さ（ピクセル単位）
  • start    フォント開始文字オフセット
  • n_chars    文字数
  • map_width    フォントマップの幅

　使用例：

#include <res/qw_fnt_31x48.h>
   
int myFontWidth = QW_FONT_31X48.width;

getFont()　フォントを取得

QwiicFont * getFont()

戻り値；現在のフォントへのポインタ

getFontName()　フォント名を取得

String getFontName()

戻り値；フォントの名前

getStringWidth()　文字列の幅を取得

　unsigned int getStringWidth(String 文章)

　文章；幅を決定するために使用される文字列

戻り値；文字列の幅（ピクセル単位）

getStringHeight()　文字列の高さを取得

　unsigned int getStringHeight(String 文章)

　文章；幅を決定するために使用される文字列

戻り値；文字列の高さ（ピクセル単位）

setDrawMode()　描画モードを設定

void setDrawMode(grRasterOp_t ラスタ操作)

ラスタ操作；

  • grROPCopy    デフォルトで描画されたピクセル値はデバイス画面にコピーされる
  • grROPNotCopy    画面にコピーする前にソース値にNOT演算が適用される
  • grROPNot    宛先（画面）値にNOT演算が適用される
  • grROPXOR    ソース値と宛先値の間でXOR演算が実行される
  • grROPBlack    値が0の場合、つまり黒が目的地に描画される
  • grROPWhite    値が1の場合、つまり黒が目的地に描画される

getDrawMode()　描画モードを取得

grRasterOp_t getDrawMode(void)

戻り値；現在のラスタ操作 (ROP)

Scrolling

scrollStop()　スクロール・ストップ

scrollStop()
スクロールが停止し、デバイスは通常の表示操作に戻る

scrollRight()　右スクロール

scrollRight(開始ページ・アドレス（0～7）, スクロールの停止/終了ページ・アドレス（0～7）, スクロール・ステップ間の時間間隔)

スクロール・ステップ間の時間間隔：

  • SCROLL_INTERVAL_2_FRAMES    2
  • SCROLL_INTERVAL_3_FRAMES    3
  • SCROLL_INTERVAL_4_FRAMES    4
  • SCROLL_INTERVAL_5_FRAMES    5
  • SCROLL_INTERVAL_25_FRAMES    25
  • SCROLL_INTERVAL_64_FRAMES    64
  • SCROLL_INTERVAL_128_FRAMES    128
  • SCROLL_INTERVAL_256_FRAMES    256

scrollVertRight()　垂直方向および右方向にスクロール

void scrolVertlRight(開始ページ・アドレス（0～7）, スクロールの停止/終了ページ・アドレス（0～7）, スクロール・ステップ間の時間間隔)

スクロール・ステップ間の時間間隔：記載なし

scrollLeft()　左スクロール

void scrolVertlLeft(開始ページ・アドレス（0～7）, スクロールの停止/終了ページ・アドレス（0～7）, スクロール・ステップ間の時間間隔)

スクロール・ステップ間の時間間隔：記載なし

scrollVertLeft()　垂直方向および左方向にスクロール

void scrolVertlLeft(開始ページ・アドレス（0～7）, スクロールの停止/終了ページ・アドレス（0～7）, スクロール・ステップ間の時間間隔)

スクロール・ステップ間の時間間隔：記載なし

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