Arduino UNO R4 Minimaでセンサ・インターフェーシング ② 温湿度センサSi7021

 Adafruitから入手した温湿度センサSi7021を利用します。

AdafruitのStemma QT/Qwiicボード

 Stemma QT/Qwiic(JST SH 4ピン)コネクタは2か所に装着されていて、どちらにつないでもかまいません。このコネクタを使ってI2Cで制御する場合、特に、ジャンパ線をつなぐなどは不要です。

 コネクタは、表と裏のどちらも差し込めそうですが、ピンが内部の上部に並んでいるので、差し込める方向は一意です。ロック機構はないですが、すぐに抜けるということはありません。

温湿度センサSi7021のおもなスペック

 Si7021のデータシート

  • 電源電圧  1.9~3.6V
  • 動作時の消費電流 150 µA
  • 湿度 確度±2%RH、分解能0.025%RH
  • 温度 確度±0.3℃、分解能0.01℃
  • 変換時間 温度;7ms typ(14ビット)、湿度;12ms typ(12ビット)
  • ヒータ内蔵
  • インターフェース I2C(0~400kHz)
  • スレーブ・アドレス 0x40(固定)

使用環境

  • Arduino UNO R4 Minima
  • Arduino IDE 2.1.1
  • Windows10 22H2

接続

 JSTコネクタをつなぎます(Stemma QT/Qwiicボードの写真の比率は大きい)。電源は3.3Vです。

スケッチ

 利用手順は、Adafruit Si7021 Temperature + Humidity Sensor Overviewに書かれています。

 ライブラリを導入します。

 画面左のメニューアイコンのライブラリをクリックし、検索欄に「Si7021」を入れます。Adafruit Si7021 Libraryが見つかるので、インストールします。

 メニューのファイル->スケッチ例から、Adafruit Si7021 LibraryのSi7021を選択します。

 上のライブラリ導入の右側に、読み込んだSi7021のスケッチが見えています。コンパイルして実行します。

 画面下側のシリアルモニタに、実行している様子が表示されています。

 ヒータを有効にしたり無効にしたりという動作を切り替えながら、湿度と温度の値を表示しています。

前へ

Arduino UNO R4 Minimaでセンサ・インターフェーシング ① センサはStemma QT/Qwiicボードで手軽に接続

次へ

Arduino UNO R4 Minimaでセンサ・インターフェーシング ③ 温湿度センサSi7021のi2c信号