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Raspberry Piでコマンドをゆっくりマスタしよう (9) apt-getで日本語化

 apt-getはソフトウェアをインストールしたり更新するときに使います。インターネットにある保管庫から、最新のソフトウェアやデータをもってきて、適切な場所に保存、インストールしてくれる便利なコマンドです。

 OSをインストールした直後や使っている期間が長いと、

sudo apt-get update

sudo apt-get upgrade

を実行します。upgradeを実行中にDo yo want to continue? [Y/n]と聞かれるのでyで答えます。この2種類のコマンドを入力して処理が終わったら、再起動します。

reboot

日本語化

 2016年5月10日の「2016-05-10-raspbian-jessie.img」を入れた場合の説明です。

(※)2018年後半、raspbianのインストールをすべて行うと、日本語環境は用意され、すぐに利用できます。

 フォントと日本語入力ツールを入れます。ツールバーからターミナルをワンクリックして起動し、下記の二つのコマンドを実行します。そこそこ時間がかかります。

sudo apt-get install fonts-ipafont

sudo apt-get install uim uim-anthy 

 インストールが終わると、日本語圏の設定をします。

 メニューから、Preferences > Raspberry Pi Configuration を選びます。

ras01-467d012f.png

 タブLocalisationのSet Locale...をクリックします。

ras02-9d50a8f3.png

 デフォルトは英語圏になっています。

ras03-9ff9aa71.png

 Languageを押すと、次のように、別の国が選べます。

ras04-45c0c505.png

 この中からja(japanese)を選び、OKをクリックします。

ras05-111df441.png

 次に、その下のSet Timezone...をクリックします。

ras06-8e4ec4fa.png

 Asiaを選びます。その下のLocationは空欄になっています。OKを押します。Set Timezone...をもう一度クリックするとTokyoが入っているので確認します。OKを押します。

ras07-e37f6c9e.png

 使っているキーボードを設定します。Set Keyboadをクリックします。このキーボードの変更は、いつでもできます。

ras08-ffac94d5.png

 日本語のキーボードを選びます。

ras09.png

 今、rebootするかどうかを聞いてくるパネルが出るのでYesを押して再起動します。

連載メニュー Raspberry Piでシェル・コマンドをゆっくりマスタしよう

(1) pwd いま、私はどこにいるの?

(2) df あといくつ空いている?

(3) cd ディレクトリ間をうろうろする

(4) cat ファイルの内容を表示

(5) top ps kill プロセスの表示、削除

(6) scrot  画面キャプチャ

(7) CPUの温度

(8) ifconfig ip iw 私のIPアドレス

(9) apt-getで日本語化

(10) ls dir lsusb ディレクトリ情報、USB機器の接続状況

(11) nano テキスト・エディタ

(12) GPIOポートをアクセスするgpio コマンド

(13) ping IPアドレス