Smart gadget SHT4x を使って電子百葉箱を作る ① 準備
Smart gadget SHT4xは、湿度センサSHT4xを製造しているSENSIRIONから販売されているBLEのデモ・ボードです。
アマゾンで4,142円でした。
Sensilion Temperature and Humidity Sensor SHT4x Smart Gadget
ひとつ前のバージョンSHT3xを使ったボードの記事です。SHT4xは、SHT3xを耐環境性を向上させた製品です。
センサ・シリーズ 温湿度①SHT31 その5 BLEセントラル
matlabでBLEを使う④SHT31-SMART-GADGET
使用説明書はここから見れます。
しかし、SHT3xのボードにあった詳細情報は省略されています。SHT3xの詳細情報は次のURLになります。
Sensirion/SmartGadget-Firmware
SHT3xとSHT4xの機能はほとんど同じなので、上記資料の内容の多くは利用できると思われます。
●Smart gadget SHT4xの主なスペック
- 温湿度センサSHT40を搭載
- LCDで温度と湿度を表示
- 技適ありのBluetooth Low Energy (BLE) モジュールを搭載
- iOSとAndroidのアプリを用意
- ハードの設計情報を公開
- バッテリ CR2032
- 動作温度 -10~60℃
●BLEの情報
Sensirion/SmartGadget-Firmware(SHT3x)の中に、つぎのサービスやCharacteristicの情報があります。
オンセミのRSL10 Bluetooth Low Enaergy Exploerを使ってSmart gadget SHT4xの情報を見ます。同じではないことがわかりますが、構成はよく似ています。温度と湿度の読み出しなら、ほぼSHT3xと変わらないでしょう。
●百葉箱を用意
小学校には、白い、木製の百葉箱が工程の片隅に置いてありました。大きいです。
ここでは、最近よく目にするコンパクトな入れ物を使います。
自然通風筒 4-20 プレート 自然通風シェルター用 温湿度センサー 屋外用 複合気象センサー ウェザーステーション
プレートと呼ばれる板は枚数の指定ができます。枚数が少ないと安いわけではなく、デフォルトの7枚が一番安価でした。
直射日光が当たらず、風通しが良いという入れ物です。プレートの直径は140mmと小さいので、日中はそれなりに熱せられます。