STEMMAで広がるArduinoの世界⑬Step1 照度センサBH1750

 ローム社のBH1750は、出力がluxで直接出される光センサです。

 IC自体が3.3V電源で使うデバイスのため、5V->3.3VのレギュレータとI2Cの信号レベル変換回路が入っています。SDA/SCL信号のプルアップ抵抗は10kΩが入っています。

Adafruitのブレークアウト・ボード

 STEMMA QT(JST SH 4ピン)コネクタは2か所に装着されていて、どちらにつないでもかまいません。このコネクタを使ってI2Cで制御する場合、特に、ジャンパ線をつなぐなどは不要です。



   Adafruit BH1750 Ambient Light Sensor 

近接センサBH1750のおもなスペック

  データシート

  • 電源電圧 2.4~3.6V
  • ロジック入力電圧 1.8V対応
  • レゾリューション 1~65528lx
  • インターフェース I2C(0~400kHz)
  • スレーブ・アドレス 0x23(デフォルト)、ADDR/AD0のジャンパ設定で0x5cに変更可

使用環境

  • Arduino UNO R3
  • Arduino IDE 1.8.13
  • Windows10 20H2

接続

 電源は5V を使いました。Arduino UNO R3のI2Cは、SCLとSDA端子がありますが、SCLはA5に、SDAはA4につながっています。どちら側につないでもかまいません。白色のリード線は見えないので、黄色で配線図を描きました。

スケッチ

 利用手順は、Adafruit BH1750 Ambient Light Sensor Overviewに書かれています。

 ライブラリを導入します。メニューのツールから、「ライブラリを管理」を選び、検索欄にhp BH1750を入力します。見つけてきたhp_BH1750のインストールをクリックします。

 同時にサンプル・スケッチも導入されます。複数あります。

   解説のページ

 メニューのファイルからサンプルの入っているスケッチ例を選択します。そこから、hp_BH1750-BareMinimumを選択します。

 実行中の様子です。

  別のスケッチSampleRateを読み込んで実行します。

  別のスケッチSaturatedを読み込んで実行します。

前へ

STEMMAで広がるArduinoの世界⑫Step1 近接センサAPDS9960

次へ

STEMMAで広がるArduinoの世界⑭Step1 気圧センサLPS25HB