STEMMAで広がるArduinoの世界⑥Step1 湿度センサHTS221
STMicroelectronics社の湿度センサHTS221は、Sensirion SHTC3と同じ価格帯です。IC自体が1.8/3.3Vの低い電源で使うデバイスのため、5V->3.3VのレギュレータとI2Cの信号レベル変換回路が入っています。SDA/SCL信号のプルアップ抵抗は10kΩが入っています。
●Adafruitのブレークアウト・ボード
STEMMA QT(JST SH 4ピン)コネクタは2か所に装着されていて、どちらにつないでもかまいません。このコネクタを使ってI2Cで制御する場合、特に、ジャンパ線をつなぐなどは不要です。
SPIバスを使うときはピンヘッダを利用します。3線式だけに対応しています。
Adafruit HTS221 - Temperature & Humidity Sensor
●湿度センサHTS221のおもなスペック
- 電源電圧 1.7~3.6V
- 湿度 確度±3.5%RH、分解能0.004%RH
- 温度 確度±0.5℃、分解能0.016℃
- インターフェース I2C(0~400kHz)、SPI(最大10MHz)
- スレーブ・アドレス 0x5f(固定)
●使用環境
- Arduino UNO R3
- Arduino IDE 1.8.13
- Windows10 20H2
●接続
電源は5V を使いました。Arduino UNO R3のI2Cは、SCLとSDA端子がありますが、SCLはA5に、SDAはA4につながっています。どちら側につないでもかまいません。白色のリード線は見えないので、黄色で配線図を描きました。
●スケッチ
利用手順は、Adafruit HTS221 - Temperature & Humidity Sensor Overviewに書かれています。
ライブラリを導入します。メニューのツールから、「ライブラリを管理」を選び、検索欄にHTS221を入力します。見つけてきたAdafruit HTS221のインストールをクリックします。
同時にサンプル・スケッチも導入されます。
メニューのファイルからサンプルの入っているスケッチ例を選択します。そこから、Adafruit HTS221 - adafruit_hts221_testを選択します。ライブラリとスケッチはSPIバスにも対応していますが、デフォルトはI2Cバス用です。
実行中の様子です。