リレーでON (3) Arduino NANO EVERY

 この連載では、いろいろな負荷をON/OFFするために機械式リレーを使う事例を取り上げています。用途によっては半導体リレーが便利なこともありますが、多くは機械式リレーが使われます。

 1回目、マイコンはArduino UNOを使いました。CPUはATMega328です。ここでは Arduino NANO EVERYを使います。CPUはATMega4809を採用しています。形状はスリムです。I/Oの電圧は5Vです。次の記事で解説しました。

  グラフィック・ディスプレイを使う (2) 2インチ 320x240 TFT IPSカラー・ディスプレイ

利用するリレー

 前回と同じく、秋月電子通商で入手して組み立てた、

    ドライバ内蔵リレーモジュールキット[AE-G5V-DRV] 通販コード K-13573

です。ブレッドボード上で利用するのに適しています。最大で、交流125Vac-0.5Aもしくは直流24Vdc-1Aという負荷がつなげます。低い直流電圧で利用します。

駆動のための接続

 第1回のArduino UNOと同じように配線します。NANO EVERYのI/Oの信号レベルはHighが5Vです。リレーのドライブ回路の入力は2V以上であれば駆動できます。リレーでON/OFFするのは1Wの白色LEDで、約300mAの電流が流れます。

 スケッチです。上記の配線はしたままでスケッチをコンパイル、実行します。スケッチは1回目と同じです。

void setup() {
pinMode(8, OUTPUT);
}

void loop() {
digitalWrite(8, LOW);
delay(3000);
digitalWrite(8, HIGH);
delay(3000);
}

 コンパイルの途中、LEDは光りませんでした。スケッチの書き込みが終わると、3秒ごとに点滅を繰り返します。リレーの動作するときのカチッという音も聞こえます。

8番以外のポートの様子

 Arduino UNOのI/Oポートは、特別な用途のピン以外では電源が入って、コンパイルが実行され、動作が開始するまでLowレベルです。特別な用途とは、UART(0、1番)です。Arduino UNOとSpresenseで調べた様子はこちらのページにあります。

void setup() {
// put your setup code here, to run once:
}

void loop() {
// put your main code here, to run repeatedly:
}

 上記の空のスケッチを書き込んだ後、電圧を測定しました。

 D0~D13番、A0~A7のピンは、0.2Vの電圧が出ていますが、論理的にはLowです。

 MKRZEROは、0~14番、A0~A6のピンは、数十mVのゆらぎのあるピンがありますが、すべて0Vでした。

8番以外のポートの動作

 0~14番にリレーをつなぎ、スケッチをそのポートに変更しながら実行しました。リレーの動作音を聞いて確認しましたが、すべて正しく動いているようです。
 アナログのA0~A7も同様に動作しました。TX1はD1、RX1はD0で動作しました。

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