
2016年アーカイブ


LTspiceでボリュームを作る(2)連続可変
■連続して変化するボリューム 第1回のシミュレーションで、ボリュームの値を連続して変化させたい場合が多くあります。そのような場合、シミュレーションの経過時間を示す変数timeの関数として一方の抵抗の値
LTspiceでボリュームを作る(1)抵抗値比で分圧
■LTspiceでボリュームを実現する方法を検討 電子回路では、電圧を抵抗値比で分圧して信号レベルを制御することのできるボリュームが多く利用されています。このボリュームをLTspiceで実現する方法を
トランジスタの働きをLTspiceで調べる(1)第1歩
■トランジスタの働きを調べる トランジスタおよびFETは、エレクトロニクスのデバイスの基本となる素子です。この二つの素子をしっかり理解しておくことは、今後の電子工作についても大いに役立ちます。まずトラ
LTspiceXVIIの各種ライブラリの格納場所(3)追加したライブラリ・データ
■追加されたライブラリ・データの扱い LTspiceの回路図ファイルを開くとき、使用しているシンボルのファイルやデバイスのSPICEモデルのファイルが読み込まれます。該当ファイルを削除してしまうとファ
LTspiceXVIIの各種ライブラリの格納場所(2)ライブラリ・ファイルのセット手順
■ドキュメントがライブラリの格納場所 LTspiceXVIIになってから、SPICEモデルのデータの格納場所がドキュメント・ディレクトリになりました。LTspiceIVの場合はPrograms Fil
LTspiceXVIIの各種ライブラリの格納場所 (1)
■ライブラリ・ファイルの格納方法が変わったので確認 LTspiceXVIIを利用するように替わって、見かけや、基本的な使いかたはあまり変わっていないように見えます。その中で大きく変わっているのは、ライ
LTspiceで積層セラミック・コンデンサの直流バイアスによる容量変化を調べる (4) 各種のコンデンサを比較
■低ESR製品のシリーズを加え各種のコンデンサを比較する 今回は前回測定した次の表の1、2に加えて3、4を追加して直流バイアスの電圧値と容量変化の様子をLTspiceXVIIでシミュレーションしました
LTspiceで積層セラミック・コンデンサの直流バイアスによる容量変化を調べる (3) LTspiceXVIIを使う
■LTspiceXVIIで他社のモデルを使うためにデータを保存するフォルダの位置 今回からLTspiceXVIIを利用して進めます。LTspiceXVIIをインストールすると、ドキュメント・フォルダに
LTspiceXVIIがリリースされました
2016年7月28日にLTspiceXVIIがリリースされました。2016年8月1日現在、日本語のリニアテクノロジーのWebページにはアナウンスがありません。英文のWebサイトにLTspiceXVII
LTspiceで積層セラミック・コンデンサの直流バイアスによる容量変化を調べる (2)
■定格電圧が大きな積層セラミック・コンデンサで直流バイアスを変化させると 定格電圧が大きな積層セラミック・コンデンサの直流バイアスによる容量変化がどのようになるか確認します。 前回は、定格電圧10V、
LTspiceで積層セラミック・コンデンサの直流バイアスによる容量変化を調べる (1)
■積層セラミック・コンデンサのSPICEデータを入手 積層セラミック・コンデンサは、DC(直流)バイアスが加わると静電容量が変化します。また温度による変化もあります。積層セラミック・コンデンサは、容量
LTspiceでOPアンプの特性を調べてみる(5)コンデンサの役割 その2
■コンデンサの使い分けと周波数特性 コンデンサは手元に並べるだけで次に示すように多くの種類があります。左から電解コンデンサ、フィルム・コンデンサ、メタライズド・フィルム・コンデンサ、積層セラミック・コ
LTspiceでOPアンプの特性を調べてみる(4)コンデンサの役割 その1
■プラス電源のみで動作する増幅回路のコンデンサの役割 ●入力コンデンサC1 前回、発振を確認したのは次に示す回路で、プラス電源だけで動作させています。そのため、OPアンプのプラス入力端子に10kΩの抵
LTspiceでOPアンプの特性を調べてみる(3)プラス電源のみで動作
■OPアンプをプラス電源のみで動作させる 次に示す8ピンDIPのLT1115の実デバイスでシミュレーションの結果と比べます。テストを行うにあたって、利用できる適当なプラス/マイナスの電源がないのでプラ
LTspiceでOPアンプの特性を調べてみる(2)LT1115の反転増幅器
■シミューションでもOPアンプの発振状態を確認できる 今回は、リニアテクノロジー社のオーディオ用のOPアンプLT1115を利用して、OPアンプが発振する様子をシミュレートします。 ●LT1115の反転
初心者のためのLTspice入門の入門(12)(Ver.2)TIのOPA1622
■オーディオ用に設計されたOPアンプOPA1622を利用する (2) 前回AC解析で周波数特性を調べたOPA1622の反転増幅回路で過渡解析を行うと、次に示すようにピーク値0.5Vの1kHzの正弦波の
LTspiceでOPアンプの特性を調べてみる(1)ヘッドホン・アンプを想定
■実用になるOPアンプOPA1622によるヘッドホン・アンプ LTspiceの入門の入門ではLTspiceの基本的な操作を行ってみました。今回からのシリーズではOPアンプの使い方について、LTspic
初心者のためのLTspice入門の入門(11)(Ver.2)TIのOPA1622
■オーディオ用に設計されたOPアンプOPA1622を利用する (1) SPICEモデルの入手 前回までに、LTspiceに組み込まれた理想OPアンプのモデルでOPアンプの反転増幅器、非反転増幅器の様子
初心者のためのLTspice入門の入門(10)(Ver.2) 非反転増幅器
■もうひとつの基本回路‥非反転増幅器 前回の反転増幅回路の入力回路を、次に示すようにマイナス側をGNDに接続し、プラス側を入力に入れ替えると非反転増幅器となります。次の回路図は、前回のテスト回路のプラ
初心者のためのLTspice入門の入門(9)(Ver.2) 反転増幅器
■初めての反転増幅器 フィードバック回路にR1(10kΩ)の抵抗を挿入し、マイナス側の入力端子に1kΩの入力抵抗R2を取り付け反転増幅器とします。プラス側にもR2と同じ値の入力抵抗を接続しもう一方をG
初心者のためのLTspice入門の入門(8)(Ver.2) 増幅回路のシミュレート
■はじめての増幅回路シミュレート 増幅回路の基本となるOPアンプについて検討します。LTspiceには実際のOPアンプのモデルも多く用意されていますが、次に示すようにOpampのフォルダの一番後ろに表
初心者のためのLTspice入門の入門(7)(Ver.2) 過渡特性
■特性の変化を目視できる過渡特性のシミュレーション 前回周波数特性を調べ、カットオフ周波数が995Hzであることを確認し、減衰率も-3.01dBであることを確認しました。 この回路に、0Vから10Vに
初心者のためのLTspice入門の入門(6)(Ver.2) グラフ表示を見やすく
■グラフ表示を見やすくする方法 前回、次のCR回路のAC解析を行い緑色の周波数特性と、位相の特性グラフを表示することができました。このグラフをもとに、より読みやすくする方法や拡大/縮小の機能を確認しま
初心者のためのLTspice入門の入門(5)(Ver.2) AC解析
■初めてのシミュレーション AC解析●作成途中の回路図の保存方法 新規の回路図を開くとDraft1.ascというデフォルトの名がつけられます。2番目の回路図を新規に作成すると、Draft2.ascと番
初心者のためのLTspice入門の入門(4)(Ver.2) 初めての回路入力
■コンデンサCと抵抗Rで回路図を作成する 抵抗を介してコンデンサに充放電する回路のシミュレーションを行います。CRによるローパス・フィルタの回路です。 この回路のシミュレーションを行うために、LTsp
初心者のためのLTspice入門の入門(3)(Ver.2) シミュレーション手順
■LTspiceXVIIによるシミュレーション手順 LTspiceXVIIのシミュレーションは次に示すような手順に従って行います。LTspiceXVIIを起動し、「NEW Schematic」を選択し