CircuitPython 10行プログラミング Step4 (1) 準備
連載のSTEP1はとてもコンパクトなTrinket M0を、STEP2はArduino MEGAと大きさが同じGrand Central M4 Expressを利用しました。STEP3はAdafruit Metro M4 Express AirLift (WiFi)を利用しました。大きさはArduino UNOと同じです。
STEP4では、いろいろなセンサを搭載したAdafruit Feather nRF52840 Sense(別の名称;Feather Bluefruit Sense)を利用します。BLE(技適のコードがモジュール上に刻印されている)が利用できるボードです。同じBLEのモジュールが搭載されているのがAdafruit Feather nRF52840です。
CircuitPythonのバージョンは、現時点の最新6.0.0 Beta 0をインストールします。
CPUはnRF52840(Cortex M4F)を採用しています。形状はスリムで、USBはmicroです。Li-Po電池(3~6V)の充電回路とコネクタ(JST PH)をもちます。
●Adafruit Feather nRF52840 Express Senseのおもなスペック
- CPU ARM Cortex M4F(64MHz)
- メモリ フラッシュ1MB、SRAM 256KB
- 動作電圧 1.7~3.3V
- Native Open Source USB stack
- Bluetooth Low Energy compatible 2.4GHz
- GPIO 21本(下の図以外、D0 Tx、D1 Rx、D2 NFC2、D13 LED1(赤色)、D7 BUTTON1、D8 NEOPIXEL、D22 SDA、D23 SCL、D24 MISO、D25 MOSI、D26 SCK、D5 SS)、D4 LED(青色)があるようだが、光らなかった
- アナログ 6チャネル(12ビット、下の図以外、A6 Vbat、A7 Aref)
- STマイクロ 6軸IMU(慣性計測装置)- LSM6DS33(0x6A):Accel(加速度)/Gyro(ジャイロ・センサ) + 3軸の磁気センサLIS3MDL(0x1C):magnetometer
- APDS9960(0x39):Proximity(近接)、Light、Color、ジェスチャ・センサ
- PDM:マイク、サウンド・センサ(D34;PDMデータ、D35;PDMクロック)
- SHT30(0x44):温度、湿度センサ
- BMP280(0x77):温度、気圧、高度センサ
●Circuitpythonバージョン6.0.0 Beta 0を利用
Circuitpythonの最新版を利用するために、二つのファイルをダウンロードして、インストールします。
STEP1 下記のサイトからこのボードにあったUF2のファイルをダウンロードします。
https://github.com/adafruit/circuitpython/releases/tag/6.0.0-beta.0
hereをクリックします。
検索欄にsenseと入れます。
Feather Bluefruit Senseをクリックします。緑色をしていますが、現在入手できるボードは黒色だと思います。
UF2ファイルをダウンロードします。
Adafruit Feather nRF52840 SenseをUSBケーブルでPCとつなぎます。ボード上のリセット・スイッチを素早く2度押しし、ブートローダ・モードになったら、ドライブ名がCIRCUITPYからFTHR840BOOTに変わります。uf2のファイルをそのドライブへドラッグします。
STEP2 最新のライブラリlibとexampleをダウンロードします。
https://github.com/adafruit/Adafruit_CircuitPython_Bundle/releases
adafruit-circuitpython-bundle-6.x-mpy-20200923.zip
ストレージが2Mバイトしかないので、解凍したファイルのすべてをコピーできません。解凍後libフォルダだけをCIRCUITPYドライブにコピー、exampleはPCにコピーしました。残り6Kバイトです。
プログラミングはMuエディタを使います。