温度センサADT7422MBZの評価用ボードを動かす
アナログ・デバイセズの温度センサがプリント基板に実装されたADT7422MBZの評価用ボードをMouserで入手しました。
Spresense を3.3Vで動作させました。執筆時点で最新の2.0.1です。
●ADT7422のおもなスペック
- 動作電圧は2.7~3.3V(絶対定格は7V)
- 確度は25~50℃で±0.10℃、−20~+105℃で±0.25℃
- 測定温度範囲は−40~+125℃
- 分解能は16ビットでLSBは0.0078℃
- 測定時の電流46uA
- 変換シーケンス時間は240ms
- インターフェースはI2C(転送速度最大400kHz)
- I2Cのスレーブ・アドレスはA0とA1ピンで四つ設定できる
- データは2の補数形式
- 上限下限の温度を設定し、アラートを発生できる
こちらからダウンロードできる回路図から、A0-Vcc、A1-GNDにつながっているので、0x49がスレーブ・アドレスになります。
●スケッチ
ADT7422のデータシートを読むと、機能やレジスタ類の内容がADT7410と同じです。Arduinoのライブラリ管理では、ADT7410用が見つかりました。Adafruitのライブラリをインストールしました。
サンプルは、ADT7410testがあったので読み込みます。
if (!tempsensor.begin(0x49)) {
初期化時にスレーブ・アドレスを指定します。何も指定しないときのデフォルトは0x48です。実行中の様子です。
参考;確度の高い温度センサの記事
温度センサTMP116の評価用ボードを動かす ±0.2℃(-10~+85℃)のスペックですが、データシートを見ると実質±0.1℃の能力がありそうです。 温度センサTMP117の評価用ボードを動かす |