電子工作にお勧めのソルダーレス・ブレッドボード

 電子工作でブレッドボードというと、次に示すはんだ付けすることなく回路を組むことができるソルダーレス・ブレッドボードを指します。
 ブレッドボードの穴にデバイスのリード線を差し込み、単芯のリード線の被覆をむいて必要な個所の配線としています。市販のジャンパ線の場合配線の長さが必要以上になり、すっきりした配線ができないので、10色の単芯のリード線を用意しておき必要な長さを切断して利用しています。リード線の太さは0.5mmφか0.6mmφのものを利用しています。

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 秋月電子通商では次に示すような片面ガラス・ユニバーサル基板を販売しています(中央)。このユニバーサル基板は、次に示したブレッドボードと同じ配線パターンになっています。

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 ブレッドボードの内部の配線は真ん中に示した基板のパターンのようになっています。このパターンを参考にして、ブレッドボードの各ホールの接続状態を確認することができます。

蛇足
 ブレッドボードとはパンを作る時にパン生地をこねたり、成形するためのボードです。ちょうど実験を行う回路を組み立てるのに手ごろで、ラグ端子を固定し配線をはんだ付けして試作回路を作っていたようです。
 はんだ付けが必要なブレッドボードからジャンパ線やデバイスのリード線を差し込むだけで試作回路が作れるようになり、ソルダーレス・ブレッドボード、はんだ付けなしのブレッドボードと呼んでいます。海外ではソルダーレス・ブレッドボードと言わないと通じないそうです。

<神崎康宏>

バックグラウンド

デバイスのリード線 lead.png リード線の被覆

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市販のジャンパ線

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太さは0.5mmφ;φは直径。AWG(American wire gauge)という表記も使われる。AWG24がほぼ0.5mmφに相当する。

ユニバーサル基板;試作や電子工作で使われるプリント基板で、たくさん穴が開いている。外形や穴の数にはいろいろある。穴の周りは銅箔がある。

片面ガラス・ユニバーサル基板;電子工作では、片面、両面の2種類をよく使う。両面は穴の両方の面に銅箔がある。ガラスというのは、FR4(Flame Retardant Type 4)というガラス繊維をエポキシ樹脂で固めた素材を指す。高価。安価な素材には、これもガラスとエポキシ樹脂でできているCEM-3 (Composite epoxy material-3) 、紙エポキシ、ベーク板がある。

ラグ端子 ragu3.png

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