初心者が知っておきたいDMM ディジタル・マルチメータと測定 (4)
■LEDの光り方を変える方法を探る その2 電源電圧を変える
前回、抵抗の値を変更して電流値を変えました。オームの法則では電圧を変えることで電流値も変えられます。電池に代えて実験用電源を利用します。つまみを回すと電圧を変えられます。
●実験用電源PAB32-2の仕様
この実験用電源は、電圧の可変範囲0~32Vが、電流は最大2A取れます。電流値を設定しておくと、もし実験回路がショート状態でも、電流値を制限でき、デバイスを壊さずに済む場合があります。ただ目盛りが100mA単位なので、細かな数値は設定できません。
●実験開始
抵抗は1kΩです。電圧を1.7Vから徐々に上げていき、30Vまでの電流を測りました。部屋を暗くしていると、1.8VぐらいからLEDはうっすらと光りだしました。15Vを超えたあたりからは明るさは増えていないように見えます。
測定器
電源;菊水電子工業 直流電源装置 PAB32-2。中古品を入手。大変古いものなので、外観のきれいな状態のよさそうなのを入手したほうがよい。
直流電圧計;KEITHLEY 2000型6-1/2桁デジタルマルチメータ
直流電流計;Keysight 34461A 6-1/2桁 Truevolt DMM