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実験 ブラシ付きモータ その1 回す 

電源をつなげば回る

 電子工作ではたくさんの種類のモータが使われます。

  • ブラシ付きモータ
  • ステッピング・モータ
  • サーボ・モータ
  • ブラシレス・モータ

 いずれも駆動方法が異なります。ただ回すだけならブラシ付きモータが簡単に扱えます。ここでは、入手しやすい「マブチモーターFA-130」を使います。

ブラシとは

 FA-130は、一般にはブラシ付きモータとは呼ばれません。エアコンや電気自動車(EV)はブラシレス・モータが利用されるので、区別する意味で使っています。

 ブラシは、電極を切り替えるために使われ、大きく分けて「炭素主体」と「ベリリウム銅などの合金」などの2種類が使われます。炭素はドリルやのこぎりのような電動工作機械やセル・モータに使われます。

 FA-130は銅合金の金属板が使われています。常に接触するので寿命があり、ブラシ付きモータの最大の欠点です。

FA-130のスペック

 モータの入っている箱にスペックが書かれています。

  • 電源電圧は1.5~3V
  • 電流は最大500mA
  • 無負荷時の回転数は8600rpm

測定

 実験の途中で電流が流れ過ぎてモータを破壊してしまわないように、1Aの電流が制限できるポリスイッチを直列に入れました。

 電圧を0Vから上げていくと0.46Vから回転を始めました。電圧は3Vまで上げ、その間、電流と回転数を測りました。小型のモータのバラツキは大きいので、参考値です。スペックに書かれている8600rpmは、電源が約1.5Vのときに得られています。

測定器

 電源;KENWOOD PR18-1.2

 電圧計;KEITHLEY 2000

 電流計;岩崎通信機 VOAC7602

 回転計;DT2234B

実験 ブラシ付きモータ

(1) 回す

(2) PWM