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ラズパイ5 +Python+CANopenでモータを回す ⑧ CANバス信号を見る<中編>Arduino

 CANバスの信号を見るため、前回は、オシロスコープと、IXXATのUSB-to_CAN V2 Compactに付属するcanAnalyser3 Miniというユーティリティ、Linuxのcan-utilsを利用しました。

 ここでは、Arduinoで観測します。

Arduino UNO R4 WiFiのCAN

 このArduino UNO R4 WiFiは、I/Oピンに、CAN信号があります。レベル変換は、下記の記事によれば、

  Arduino UNO R4 WiFi CAN Bus

SN65HVD230を利用しています。スイッチサイエンスで購入しました。

 CAN信号は、D13(CRX0)とD10(CTX0)に出ています。

接続

 赤色の経路でリードします。

 SN65HVD230ボードとの接続です。

ArduinoのCANライブラリ

  Arduino_CAN

CANバスのread

 File > Examples > Arduino_CAN にCANWrite、CANReadのサンプル例があります。CANReadでCANバスのデータを読み込みます。

  25行の速度BR_250kをBR_1000kに修正し、コンパイル、アップロードします。

 Arduino IDEのシリアルモニタを開き、ラズパイのターミナルで前回のcanreset.pyを実行します。CANバスを流れるデータが記録できました。

連載 ラズパイ5 +Python+CANopenでモータを回す

(1) 構成と環境(オリエンタルモーター の「BLMR5100K-A-B」 + 「BLVD-KRD」)

(2) サポート・ソフト MEXE02

(3) PythonでSDOの読み出し(仮)caninfo.py

(4) CANopenのベーシックな規格とSDO/PDO、オブジェクト・ディクショナリ<前編>

(5) CANopenのベーシックな規格とSDO/PDO、オブジェクト・ディクショナリ<後編>

(6) 二つの状態遷移(NMTとStatus Machine)

(7) CANバス信号を見る<前編>canreset.py candump0.py

(8) CANバス信号を見る<中編>Arduino

(9) CANバス信号を見る<後編>CANopenのデコードができ無償で使えるツールAnalog Devices TMCL-IDE

(10) モーション CiA 402の規格<Homing mode> canHome.py

(11) モーション CiA 402の規格<Profile Position Mode (PPM)-前編> canPPMread.py

(12) モーション CiA 402の規格<Profile Position Mode (PPM)-中編> caninfo2.py canppm.py

(13) モーション CiA 402の規格<Profile Position Mode (PPM)-後編> canppm2.py

(14) モーション CiA 402の規格<Profile Velocity Mode (PVM)> campvm.py