タイマ555で学ぶオシロスコープの使い方 (4) PicoScope編 ④ トリガ機能

 前回の最後で、微分回路の動作を見るのに、オシロスコープのトリガ機能を有効にしました。

 トリガ機能が有効になると、画面にアイコンが出ます。上の図の波形の中で、チャネルA(赤色)に黄色のひし形があるのがトリガ・ポイントです。

 一番よく使う「トリガー」の「自動」は、デフォルトでは「なし」です。


 右横には方形波のアイコンがあります。クリックすると詳細が出ますが、デフォルトは、「チャネルA」、しきい値は「0V」、方向は「上昇」=立ち上がりです。

 この設定を一番よく使います。ただ、0Vだとトリガがうまくかからないことが多いので、見たい(トリガをかけたい)電圧にします。画面に黄色のひし形をマウスでつまんで動かします。電圧が表示されています。2.236Vです。この波形でいえば、0.1~8.0Vのどこにあってもトリガがしっかりかかります。

 電圧の右側に%の表示が出ています。初期値は50%(中央)です。横軸(時間軸)の左端が0、右端が100です。波形が複雑なとき、トリガのひし形を左側にもっていき、全体像を見やすくしたいときに使います。

ポイント

 今回の波形は、繰り返しではありませんが、高速に変化する波形は、目で追うことができません。そういうときにトリガの機能を使います。このオシロスコープは、一度トリガがかかると、次に繰り返してくるはずの波形を待ちます。なので、少し画面がホールド状態になります。そのときに、動作を停止にすれば、上記の画面が表示されたままになります。

 もし停止にするのが遅かったとしても、ある程度、記録が残っています。ここでは32画面分が残っていて、古いのは上書きされます。いったん停止した後、32画面分、さかのぼって表示させることができます。

連載 タイマ555で学ぶオシロスコープの使い方

(1) PicoScope編 ① 準備

(2) PicoScope編 ② モノステーブル・マルチバイブレータ

(3) PicoScope編 ③ モノステーブル・マルチバイブレータの動作

(4) PicoScope編 ④ トリガ機能