
2019年アーカイブ


初心者のためのLTspice入門 フィルタ回路の再確認(8)OPアンプの発振を止める
前回、OPアンプをLT1006からLT1115に変更すると、LTspiceのシミュレーション結果も実際の回路でも発振しているのが確認できました。 ●OPアンプの裸のゲインを調べる LTspiceで、L
初心者のためのLTspice入門 フィルタ回路の再確認(7)R3の値を100kΩに変更して実際の回路と比較する
オールパス・フィルタの実際の回路で、R3の値を前回の10kΩから100kΩに変更して実際の回路で位相の様子をADALM2000で確認し、次に示すLTspiceのシミュレーション結果と比較します。 LT
初心者のためのLTspice入門 フィルタ回路の再確認(6)入出力波形をADALM2000で観測し90°の位相を確認する
前回、AC解析を行いR3の値が10kΩのとき、15kHzの位相が90°になることを確認しました。今回は、過渡解析で15kHzの正弦波をこのオールパス・フィルタに加えて、入出力の位相のずれを確認します。
初心者のためのLTspice入門 フィルタ回路の再確認(5)オールパス・フィルタの実測
2次オールパス・フィルタについて検討する予定でしたが、資料が少し足りなくもう少し原典を当たってからにすることにします。 今回は1次オールパス・フィルタについて、その動作について実際の回路で確認します。
初心者のためのLTspice入門 フィルタ回路の再確認(4)オールパス・フィルタ
次に示す回路はオールパス・フィルタです。出力の振幅は一定ですが、位相が低域では0°となり、高周波数の領域では-180°と通過する信号の周波数に応じて変化します。R3とC1の値によって、 f = 1 /
初心者のためのLTspice入門 フィルタ回路の再確認(3)ホワイト・ノイズをフィルタにかけると
ホワイト・ノイズは全周波数領域で同じ強度をもちます。LTspiceではコンポーネントVB(Arbitrary behavioral voltage source)を使用します。具体的な出力の使用は、w
初心者のためのLTspice入門 フィルタ回路の再確認(2)フィルタの効果を調べるための信号の作成
今回は、フィルタ回路の効果を確認するために複数の周波数の信号を合成したり、全域の周波数が含まれたホワイト・ノイズの信号源の作成方法を検討します。 ●B. Arbitrary Behavioral Vo
初心者のためのLTspice入門 フィルタ回路の再確認(1)CR回路ローパス・フィルタを2段接続すると
今回から、10回くらいでLCRのパッシブ・フィルタを扱う場合の入出力インピーダンスの留意点を検討し、この留意点を改善するためにOPアンプなどと組み合わせたアクティブ・フィルタも調べてみます。 ●一組の
初心者のためのLTspice入門 OPアンプを利用したフィルタ回路のシミュレーションと実測(10)低域の周波数特性の改善
単電源のOPアンプの増幅回路は、直流を分離するためのC1、C2、C3が存在するために、このコンデンサの容量が小さいと低域のインピーダンスが増加し全体の増幅率の低下を招きます。低域のインピーダンスの増加
初心者のためのLTspice入門 OPアンプを利用したフィルタ回路のシミュレーションと実測(9)LTspiceのシミュレーション結果をADALM2000でトレース
OPアンプの入力IN2の周波数特性を調べます。C1とR3、R4とで構成されたローカット・フィルタとなっています。シミュレーション結果は次のようになります。 グラフの縦軸がdB表示なので、リニア表示に変
初心者のためのLTspice入門 OPアンプを利用したフィルタ回路のシミュレーションと実測(8)単一電源でAC信号を大きく振幅させる
AC信号は、プラス側だけでなくマイナス側の振幅もあります。前回は入力信号の振幅がすべてプラス電圧の範囲で振れるように直流の電圧を加えて入力信号としています。今回は、電源電圧の真ん中の電圧を仮想グラウン
初心者のためのLTspice入門 OPアンプを利用したフィルタ回路のシミュレーションと実測(7)単一電源で動作させる
OPアンプLT1006を単一電源で動作させるために、LTspiceXVIIに用意されているLT1006のmacromodel’s test fixtureを展開し、シミュレーションを行いました。 シミ
初心者のためのLTspice入門 OPアンプを利用したフィルタ回路のシミュレーションと実測(6)非反転増幅器のシミュレーション結果とScopyによる実測値とを比較する
今回は、過渡解析のシミュレーションの結果とADALM2000による実測値と比べます。 入力信号のV3はVampを0.2V、周波数を1kHzの正弦波と設定します。入力信号、出力信号のピーク to ピーク
初心者のためのLTspice入門 OPアンプを利用したフィルタ回路のシミュレーションと実測(5)シミュレーション結果とScopyによる実測値とを比較する
手元に型番がLT1006のOPアンプがあります。このOPアンプは、2019年2月現在秋月電子通商(@240円)で入手できます。ピン配置図を次に示します。オフセットなどの端子は省略しています。 単電源で
初心者のためのLTspice入門 OPアンプを利用したフィルタ回路のシミュレーションと実測(4) ムラタ製作所のセラミック・コンデンサのLTspice用のデータを利用する
2016年7月に、次のページでムラタの積層セラミック・コンデンサのLTspice用のデータをダウンロードし、ダイナミック・モデルでは印加電圧や温度の影響もシミュレーションしました。 https://w
初心者のためのLTspice入門 OPアンプを利用したフィルタ回路のシミュレーションと実測(3) コンデンサにはインダクタンス成分もある
次のCRの周波特性を、LTspiceシミュレーションしました。次に示すように、30MHzまで一様に出力は減衰しコンデンサのインピーダンスが減少していることを示しています。 コンデンサは秋月電子通商で購