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Raspberry Pi Picoでプログラミング ⑥ Hello, World!

 第2回でUARTでラズパイとPicoを接続しました。printf文を使って出力します。

ソースとCMakeLists.txt

 Hello, World!のプログラムに必要なのは、ソース・プログラムとCMakeLists.txtです。pico/pico-examplesのhello_worldフォルダに入っていますから、worksフォルダへコピペします。必要なのはserialフォルダです。

  /home/pi/pico/worksにあるCMakeLists.txtを修正します。


cmake_minimum_required(VERSION 3.12)

# Pull in SDK (must be before project)
include(pico_sdk_import.cmake)

project(pico_examples C CXX ASM)
set(CMAKE_C_STANDARD 11)
set(CMAKE_CXX_STANDARD 17)

set(PICO_EXAMPLES_PATH ${PROJECT_SOURCE_DIR})

# Initialize the SDK
pico_sdk_init()

# Add blink example
add_subdirectory(cmake)
add_subdirectory(blink)
add_subdirectory(serial)

 ファイルの最後に、追加したフォルダの指定の1行追加しました。

 コピーしてきた/home/pi/pico/works/serialの中身を見ます。

 ソースのhello_serial.cとCMakeLists.txtですね。CMakeLists.txtを修正します。先ほどのCMakeLists.txtとは内容が異なります。11,12行を削除して保存します。

 ターミナルを開き、~pico/works/buildまでおります。

cmake ..

 終了したら、serialディレクトリにおります。

make -j4

 serialフォルダの中身です(ディレクトリとフォルダは同じ)。

標準入出力を起動

 デスクトップに置いてあるterm.shのアイコンをダブルクリックして立ち上げます。

 Resetボタンを押したまま、BOOTSELボタンを押し、Resetボタンを離してから、BOOTSELボタンを離します。RPI-RP2ドライブがマウントができます。

 hello_serial.uf2を、RPI-RP2ドライブにドロップします。

 Hello, World!が表示されます。

修正

 printfの文字を修正、保存しました。

printf("Hello, world! Pico\n");

 make -j4

を実行します。

 Resetボタンを押したまま、BOOTSELボタンを押し、Resetボタンを離してから、BOOTSELボタンを離します。

 hello_serial.uf2をRPI-RP2ドライブにドロップします。

 Hello, World! Picoが表示されます。

連載 Raspberry Pi Picoでプログラミング

(1) ラズパイ4の準備(1) USBブートの設定

(2) ラズパイ4の準備(2) 標準入出力の用意

(3) ラズパイ4の準備(3) LチカとHello, world!の実行

(4) ラズパイ4の準備(4) リモート環境の設定

(5) プログラミングの環境整備とLチカ

(6) Hello, World!

(7) 使用するピンと機能

(8) クロックの値の表示

(9) i2cscanner

(10) i2c APIと気圧センサLPS25

(11) i2c 温度センサTMP117

(12) i2c 湿度センサAHT20

(13) spi APIとA-DコンバータMCP3008

(14) spi A-DコンバータMCP3208

(15) gpioファンクション

(16) gpio スイッチを押すとLEDが点灯する STEP2

(17) gpioファンクション MASK